ワークショップ「幼児・児童英語教育を考える」を開催しました。

2013年12月3日(火)

11月16日(土)英語教育センター主催ワークショップ「幼児・児童英語教育を考える」を開催しました。

English Language Teaching Center

樟蔭学園英語教育センター主催ワークショップ

日時: 平成25年11月16日(土)14時~16時
場所: 大阪樟蔭女子大学(小阪キャンパス)円形ホール
テーマ: 『幼児・児童英語教育を考える』
  第1部 (1)公開授業 授業者: Tony Minotti(トニー・ミノッティ)氏(大阪樟蔭女子大学専任講師)
      指導助手: 樟蔭高等学校児童教育コース3年生2名
      対象者: 大阪樟蔭女子大学附属幼稚園児
    (2)報告 「Kids Englishの取り組みについて」
      藤澤 良行 氏(大阪樟蔭女子大学教授)
  第2部 講演 「児童英語教育の可能性を考える:現状と課題」
      演者: 國方 太司 氏(日本児童英語教育学会会長)(大阪成蹊大学教授)

今年度は、「幼児・児童英語教育を考える」と題し、昨年度より英語教育センターと大学の国際英語学科共催で園児・児童を対象に実施しているKids English教室を、樟蔭幼稚園の園児を対象に本学専任講師トニー・ミノッティ氏が公開授業を行いました。続いて、国際英語学科長の藤澤良行氏が本学の“Kids English”の取り組みについて報告しました。公開授業と報告の後は、日本児童英語教育学会会長・大阪成蹊大学教授 國方太司先生をお迎えし、「児童英語教育の可能性を考える:現状と課題」というテーマでご講演いただきました。

ワークショップ当日は、英語教育に携わる現職の先生方を中心に約100名の方にお集まりいただきました。公開授業は園児の率直な反応を生で観察できる良い機会となり、早期英語教育の今後の可能性と発展性について理解を深める貴重な時間となりました。

第1部 公開授業・報告

「公開授業」

本学国際英語学科 トニー・ミノッティ氏が、本学園が実施しているKids Englishの教材を使って、樟蔭幼稚園の園児を対象に公開授業を行いました。
参加園児の当日スケジュールは、午前中はKids English教室、午後からKids English公開授業と大変忙しかったのですが、元気いっぱい積極的に参加してくれました。

授業は、普段の生活で使う「head」「eyes」など体の各部の名称を、歌や体を動かして学び、アクティビティーを通して定着させる構成でした。「sumoゲーム」は園児にとってとても面白い活動でしたので、ゲームを通して楽しみながら英単語を習得することができました。

指導助手として、「英語が使える小学校・幼稚園教諭の育成」を目標に掲げる樟蔭高等学校児童教育コースの高校3年生が参加しました。 彼女たちは日々多くの時間を園児とともに過ごしています。英語に関しては、授業+授業外で、英語教育センターを積極的に利用し英会話の練習や英検の学習等に熱心に取り組んでいます。公開授業では、日々の努力の成果を十分実践力として発揮し活躍してくれました。

「Kids Englishの取り組みについて」

本学国際英語学科長 藤澤良行氏より、「大阪樟蔭女子大学の子ども英語とのかかわり」について、報告がありました。

現在本学で実施している「Kids English」以外の取り組み、「English for Kids」や「これで安心!小学校外国語活動教授法セミナー」の紹介がありました。

【子ども英語分野の学科カリキュラム】

・English for Kids: 本学学生が「子どもに英語を教える」方法を附属幼稚園にて学ぶ授業。
  (平成17年度より開始)

【子ども英語分野の地域貢献】

・これで安心!小学校外国語活動教授法セミナー: 文部科学省委託事業「学び直し」プロジェクト後に始めた本学独自の公開講座。小学校の先生方に指定教科書の効果的な活用法などを紹介。
(平成23年度から毎年春期に開催)
・Kids English: 子どもたちに発達段階に応じたアクティビティーを通して、英語を学ぶ楽しさを体験してもらう公開講座。
(平成24年度秋期・25年度春期・秋期に開催)

最後に、平成27年度、現在の関屋キャンパスにある大学の組織・機能の全てが小阪キャンパスへ統合される予定ですが、「今後の子ども英語の取り組み」についても、樟蔭学園として英語専門の国際英語学科と教育専門の児童学部、そして、学園英語教育センターが連携して継続的に取り組む必要があるいうお話がありました。

第2部 講演

「児童英語教育の可能性を考える:現状と課題」

日本児童英語教育学会会長・大阪成蹊大学 國方太司先生より、グローバル化に対応した学校教育について、小学校「外国語活動」の現状と課題をお話くださいました。

JASTEC(日本児童英語教育学会)プロジェクトによる英語学習経験者・未経験者の中1、中3、高2生を対象に4技能を横断的に調査した結果を提示され、小中学校の連携の大切さについて触れられました。

また、グローバル化とは、様々な文化背景をもっている人達と接していくことだと説明され、「外国語活動」で重要なことは、文化の異なる人達といかに接していくかを学ぶことであるとお話がありました。

最後に、JASTECアピールを用いて、「外国語活動」の位置づけ、到達目標、指導内容・方法・評価、指導者の養成と研修、教育予算の充実について課題を挙げ、「今後の児童英語教育の可能性」についてお話されました。

【参加者の皆さんの声】

公開授業は、短い時間内に多くのことを覚えられる密度の高い内容だと思いました。大変参考になりました。
(40代・女性)

幼稚園児に対する英語の公開授業はあまり機会が無く、今回初めてでした。もっともっと色々な題材を使った保育を見せていただく機会がほしいです。(50代・女性)

國方先生の講演は、今、日本の英語教育の流れがどのようになっているか、早期教育がどんどん進む中、まずどこから手をつければいいか等、切り口が理解できました。(50代・女性)

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