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公開講演会「医薬品−栄養素の相互作用 ─栄養状態の評価・判定の視点から─」が開催されました。
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欧米では、栄養的化合物(supplements, 栄養補助成品)を定義して、医薬品、成品(栄養補助成品)栄養素、食品の区分を明らかにした上で、これらの精製・醇化した単品について“医薬品─栄養素の相互作用”が、現在、検証されている。しかし、日本の“食薬区分”は、医薬品を規定し、それ以外は食品とし、“医薬品─栄養素の相互作用”への関心が低いのが現状である。医薬品は栄養素の摂取、吸収、取り込み、代謝、除去・排泄などに重要な影響を与える。一方、医薬品の薬効も栄養素の欠乏状態、食事摂取の変化、あるいは栄養素サプリメントなどによっても直接的に影響を受ける。これらの相互作用について、そのプラスの面を利用し、マイナスの面は管理して、傷病者の疾病の治療・栄養状態の改善に取り組むことが責務とされている。
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