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【臨床心理学専攻】―大阪樟蔭女子大学附属幼稚園の見学実習を終えて―

2014年06月26日

―大阪樟蔭女子大学附属幼稚園の見学実習を終えて―

普段子供たちと関わることのない大学院生にとって今回の幼稚園実習は、期待が膨らむ半面、子ども達と上手く関われるだろうかと、不安な気持ちもありましたが、幼稚園には児童学部の実習で学生が来ることもあり、慣れている子ども達がどんどん話しかけてくれ、すぐに打ち解けることができました。

園の教育は人間形成の基礎を培うことを保育目標とし、生きるための「根っこを育てる」という表現がなされています。朝の朝礼は年長組の子どもたちが司会を務め、それに続く避難訓練でも子ども達は確かに自主性が身につき、自分で考えて行動している姿が随所で目につきました。

各クラスで午前中のプログラムが行われる中、私たち院生は年少、年中、年長の各教室の壁面に貼られた絵画を発達段階に注目して観てまわりました。様々に描かれた絵は月齢を追うごとに変化が見られ、その違いを目の当たりにし、講義の中で得た知識を体験的に確認し、院生同士で印象を話し合ったことが印象に残っています。実習後、実習記録をまとめながら子どもたちとのそのやり取りを振り返り、子ども達の短い言葉にはどのような感情が含まれているのか、行動にはどんな意味があるのかを考察しましたが、これは今後のプレイセラピーでも必要とされる力であり、貴重な経験となりました。 

《修士1年 M.H.》

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