こんにちは。国際教養・選抜特進コース担当の北森です。
私は今年度、高3雲組の一部の生徒に日本史を担当していました。
担当している多くの生徒は受験科目として日本史を必要としています。
先日おこなわれた最後のセンター試験に向けて、そしてこれから続く国公立や私立の試験に向かって、彼女らはひたすら努力を続けてきました。
隙あらば質問に来てくれるその頑張りに、嬉しくもあり、しっかり支えてやりたいという気持ちもあり…。
さてこちらは、とある生徒が使っている教科書とノートです。
付箋の数や表紙のくたびれ具合などに目が行きますが、私には、この教材たちには見た目以上の凄まじい想いが込められていると感じます。
悩んでもがいて苦しんで泣いて喜んで…そんな心の「シワ」や「付箋」が、教科書以上に彼女らの心に刻まれているはずだからです。
自分がしてきた努力というものは、全てが形に残るわけではありません。
また、努力したからといって、何もかもが報われるかということもないでしょう。
それでも、そうして乗り越えたその先に見える景色は、きっとこれからの人生を少しでも明るく照らしてくれる、そんな大切なものになると思うのです。
最後に、私の好きなドラえもんの言葉を送ります。
「道をえらぶということは、かならずしも歩きやすい安全な道をえらぶってことじゃないんだぞ。」
国際教養・選抜特進コース 北森