高校生物科の増田です。
標本シリーズ第3弾です。
今回は,標本とは言えないかもしれないけれど,ちょっと変わった珍しい収蔵品をご紹介します。
まずは,ガラス製のスライドフィルムです。
今時の子らはデジタルカメラしか知らなくて,フィルムって何?って感じでしょうが,
年配の方でも,これはご存知の方は少ないのではないでしょうか。
しかも,カラー写真まであります。
こんな頃に,カラーで撮影できるはずはなく,これは手で彩色したもののようです。
驚異の技術です。
次は,カメオです。
カメオ自体は珍しいものでもないですが,貝殻の原型を残したままのものは,ちょっと珍しいと思います。
特に,下のビーナス像は20センチ以上もある大きなものです。
貝殻でできたスプーンとフォークなんてのもあります。
最後に,極めつけは…
何と,河童の幼生です。
といっても本物であるわけではなく,ウシガエルを使って作った偽物です。
私が本校に奉職した当時に教頭をされていた,生物の野里先生が作ったもので,
ある日,いいもの見せてあげると言って見せてくださいました。
遊び心満載の,ユーモアあふれる作品だと思います。
生物科の収蔵品には,このような変わったものも沢山あるのです。