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樟蔭レポート

正月が過ぎ、三学期が始まると樟蔭中学校、高等学校ではがぜん百人一首の話題が飛び交う。「宿題は終わった?」これは少し残念な言葉。この問いかけをする生徒は間違いなく、宿題が残っている。冬休みには、中学1年生には歌番号1~50、中学2年生には50~100、そして3年生になると1~100まで、それぞれ何回か書き写してくる宿題が課せられる。幾日か出来ない日があったとしても、こつこつと毎日30分程度机に向かえば済むのだが、ためると大変。これはいつの日も、何であっても、老若男女を問わず自明の理。そこまでして何の意味があるのか、その効能については、後日。

「どれだけ覚えられた?」この言葉が出てくる生徒は、なかなか前向きな生徒。宿題を済ませ、百人一首テストに向けて、または、校内で実施される百人一首大会に向けての準備に着手している。そう、どうせするなら楽しまなくっちゃ。テストもあるけど、そのための宿題じゃない。上の句から読みはじめ、下の句を取る。百人一首は、歴史的にも、文化的にも世界に誇れる日本のかるたゲーム。正月ぐらいそんな伝統文化に接してみるのもいいじゃないか。数名で行う「ちらし取り」をはじめ、「源平合戦」や「競技かるた」、読み札だけを用いる「坊主めくり」は有名だが、「青冠」という遊びもある。自分の心境を誰かの歌に託して、伝えたりする。こんな使い方もできる。

誰をかも 知る人にせむ 高砂の 松も昔の 友ならなくに

中学主任 松尾 隆之