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樟蔭レポート

いよいよ寒さがかなり厳しい季節になってきました。

朝、通学途中で道の端を通っていると、ふと見つけた水たまりが凍っていた、なんてことも珍しくなくなってきましたね。

この3学期から、高校3年生の人は自由登校期間となりました。新型コロナウィルス感染症の影響でかなり窮屈になってはいますが、この時期は大学の準備を整える期間であり、志望校合格に向けてのラストスパートであり、自分の心を整理する調整期間です。そしてそれ以上に、『自分の一番やりたいこと』に人生で最も真剣に向き合う期間でもあります。

「自分のしたいことって何だろう?」

普段、家でゴロゴロしながらまったりしている時に、「ずっとこうだったらいいな」と思う時は、誰もが経験したことがあるのではないでしょうか? 勉強を頑張った人ならば「勉強したくないな」と思うことがあったでしょうし、クラブに全力を注いだ人ならば「今日はクラブしんどいからいやだな」と思うことがあったはずです。それはその行動の好き嫌いで大きく頻度は変わりますが、「一度も頭に浮かんだことがない!」という人はほとんどいないと思います。(言うまでもなく、一度もしんどいと思ったことがないほど人生を彩るものに出会えた人は幸せ者です。)

しかしながら、それだけをしていると飽きてしまうことがあります。コロナ禍でそれを改めて知った人も多いのではないでしょうか。そしてそれは、「やりたいこと」の幅が小さい人ほどよくわかったことだと思います。勉強(仕事・作業)をするにしても、息抜きをするにしても、外へ出られない。友人と遊ぶにしても対面はもってのほか。学校へ行くこともなく、ただ家で勉強をし、インターネット上で、もしくは顔を合わせないで会話するだけ……。娯楽施設は閉まっており、もし閉まっていなくても行ってはいけないという無言の圧力がありました。マスクをしていなければ(もちろん、今やマナーの一部となっていますが)犯罪者のような視線を向けられる圧迫感がありました。報道に振り回されて、店に大挙して押し寄せる人たちもいました。

部活動では、最後の大会が無くなった人もいます。入試制度が変わり、混乱した中でさらに入試の日程や準備期間が押されて苦しむ人もいます。今年の新成人は、成人式という人生の節目を迎えることができない人もいます。

だからこそ、今必要なのは「あれができない、これができない」ではなく、「あれをやってみたい、これをやってみたい」という気持ちだと思うのです。

私の好きな歌の歌詞にこのような詞があります。(トップの画像を見て、察した人はいるかもしれませんね)

 

『「いつか」なんて 誤魔化して 「誰か」に なすりつけて
「どこか」なんて 慰めて 「なにか」に 縋っている』

「いつか」、なんて言っていると、永遠にその時はやってきません。

「誰か」になすりつけたところで、自分は変わりません。

「どこか」で、とは、具体的にはどこになるのでしょうか。

「なにか」などという不安定なものは、しっかりと自分を支え続けてくれますか?

こう書いている自分自身、顎を打ち抜かれたような痛みを伴う正論です。だからこそ心に響きますし、何より、20数年しか生きていない私でも「ああ、確かにいろいろな場面でこうだった」とも思ってしまいます。そう思ってしまうからこそ、生徒の皆さんにはこんな思いをしてほしくないとも。

だからこそ、今。「やりたいこと」を作ってください。今できないことでも構いません。できるようになったらすぐやってみたいことを作ってください。

できるようになったらすぐに実行してください。今できることならすぐに始めましょう。それはきっと、皆さんの人生で必要なものになってくれます。

皆さんの人生を彩るものが一つでも増えることを祈ります。

 

3雲担任 高津