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樟蔭レポート

樟蔭では、授業に茶華道の授業があります。私は美術の担当ですが、美術の授業と華道も担当しています。

茶華道、どちらも日本の伝統文化と呼ばれるものです。一昔前には花嫁修行の一つとして女性の嗜みなどと言われ、女性ならば一度は習っていたという時代もありましたが、最近は習う人もすっかり少なくなってしまい、華道界はどうなるかと、この先心配です。

私が華道を始めたのは高校2年生の頃。母がいけばなをしていてお稽古を時々見ていた私は、自然とこの世界に足を踏み入れました。そこから今まで、長い期間お稽古を続けています。

こんなに長く続けている「いけばな 」の魅力とは何かと考えると、それは生命を活けるからではないかと思っています。生の草木花の、その瞬間の生命の美しさを切り取り、一瞬の輝きを見せる、そしてそれは永遠には存在しないという儚さ。美しい花も何日かすれば枯れてしまう。気づけば消えてしまう美に対して、私は魅力を感じているのでしょう。

これは自分自身のいけばなとの対峙の問題ですが、私は単純に、花の魅力をみんなに知ってもらいたいと思っています。家に生の花がある生活、そして花の癒しを知ってほしい、学校の授業で生徒たちにいけばなの楽しさを教えられる事は嬉しい事です。

昨年からのコロナ禍の影響で、花展などが中止になっています。卒業式、入学式、発表会など、花束の出番も少なくなり花屋さんも大打撃の状況です。

茶道に関して言えば、お茶会も開く事が出来ず、お正月の初釜も例年のようにはできなかった、と聞いています。

日本の伝統文化がコロナ禍の中で萎んでしまわないように願うばかりです。

 

これからも、生徒たちに、少しでも日本の文化に触れる授業をして行きたいと思います。

 

和田依子(芸術科)

写真は私の作品です。