卒業生仕事インタビュー 学芸学部英米文学科

内定された企業と職種を教えて下さい。

リサイクル事業など環境ビジネスを手がけている浪速金属(株)に営業職で内定をいただきました。


就職活動は、いつ頃から始めたのですか?

3回生の5月から就職活動を始めました。間違えて4回生対象の合同説明会に参加したのがきっかけで、5・6・8月は講習会・セミナーのみ参加していました。本格的に始めたのは10月です。

英米文学科 Kさん 内定先:浪速金属株式会社(営業職)

最初から営業職を考えていましたか?

最初は事務職希望でしたが、求人はほとんどなく視野を広げることが必要だと思いました。また、就職活動を通してやはり自分は営業職に向いているのではと考え方が変わっていきました。
事務職の雇用というのは、募集すらしていない企業がほとんどで求人も少ないのが現状です。最初から、しりごみして選択肢を減らすのはもったいないし、勇気を持って選択肢を広げることも重要だと思い、いろんな職種の中で、新しい自分を発見できるのではと考えました。正直に言って内定をもらった今でも、ちょっと不安です(笑)。


就職活動を振りかえってどうですか?
活動し始めた頃と実際にいろいろ活動している頃と違いましたか?

エントリーシートや履歴書を書いている初めの頃は、特に大手企業になるのですが、2月に締め切りが集中するので、とてつもなく大変でした。あと筆記試験も大変で、精神的にくるので・・・比較できないですね。エントリーシートの段階で落ちるのも嫌だったし、面接で一次が通っても落ちたらやはり意味がなくなってしまうので・・・つらいです。
ただ、初めて受かった時や次に進めた時、それは本当に嬉しいです。
受かる時は一気にエントリーシート・履歴書も5~6社くらい受かるのですが、落ちる時は一気に落ちるので、1日に4~5社落ちた時は家から出られなかったです…。
最初は、エントリーシートが通っただけでも嬉しかったのですが、後半、就職活動が煮詰まってくると、エントリーシートは単なる通過点だということを認識し、心境は変わっていきました。


受かるための工夫したことがあれば、教えてください。

エントリーシートですが、「私の強み」という書き出しで書いたもののマニュアルっぽくなってしまって、1社くらいしか通らずほとんど落ちました。そこで母のアイデアでもある、自分の短所を織り交ぜて書いてみるようにしたところ、ほとんど落ちなくなったんです。
ここで出だしの部分を言ってみますね。
「私は物事を要領よく進めることが、得意ではないという短所をよく理解していますので、日頃から人よりも努力することを心がけています。また努力することが好きです。」とすれば、短所も、長所も、理解しているから自己分析ができているのだな、と思われるようでした。


自分なりに見つけて、やり方を変えると、次に進めたりするのですね。

そうですね。あとは、具体的に書かないとだめですね。
例えば学生時代に頑張ったこととして、クラブの部長をしていたことを挙げていたのですが・・・。
部長をしていたからリーダーシップがあります、というのは理由にならないんです。
なぜリーダーシップがあるのかということが抜けてしまうからダメなんだと思います。
その他、面接においては、運もあるかなとは思うのですが、とにかく元気がないと絶対ダメだと思います。


就職活動の中、どんなアドバイスが1番ありがたいなと思いましたか?

エントリーシートに関しては、国語能力に長けていた母を頼りました。クラブ活動のことを書いて見てもらったところ抽象的すぎてダメだと言われました。他のひとがその文を読んで具体的なイメージが湧かなければ、絶対ダメだと思います。
面接に関しては、ジョブカフェ大阪にも行きました。全部無料なのでカウンセリングの方にお世話になりました。


いろいろ利用していますね。やはりいろいろ活用した方が良いですか?

そうですね。
就職活動は情報が命だと思っていたので、真っ先に求人情報サイトは小さいところから大きいサイトまで5個ぐらい登録していました。就職活動は情報収集と行動が大切だと思います。引っ込み思案になるのではなく、まずは行ってみないと始まらないという思いで就職活動をしていました。

大学のキャリアセンターや、「しごとナビ※」などは利用しましたか?

利用しました。どうしても最初は大手志向になってしまうのですが、求人票などは、中小企業も含めて知らない企業もたくさん載っていて、情報を得るにはとても役立ちました。

※大学に依頼された求人票をインターネット上で閲覧できるシステム。本学在学生のみログインできます。

それから先輩からの内定報告書は何社か見ましたが、面接の雰囲気やどういう質問をされたかなどが参考になりました。例えば、旅行会社だったら面接行く前に店舗見学しておいた方が良いなどのアドバイスは役に立ちました。


学内の企業セミナーなどは、参加してみてどうですか?

学内企業セミナーは役に立ちましたし、来られた企業も受けました。


専門のカウンセリング(キャリアセンター)は受けましたか?

はい。就職活動を通していろいろ悩みが出てくるのですが、特に、面接の悩みを聞いてもらうことが多かったです。ダメだった面接の時に、「質問されたことにこう答えたのですが何かダメだったのですか…」と聞くと、もうちょっとこうした方がいいよと改善策をいただけたりしました。


在学生にアドバイスをお願いします。就職活動を振り返っておススメがあれば、合わせてお願いします。

メリハリをつけた方がいいと思います。就職活動中だからといってやりすぎると、精神的にきてしまい、面接で表情に表れてしまうと思います。1日まったく何もせず遊ぶと決めて次の日から頑張るとか、1日ぐらいじゃダメな場合は、サイトとかも見ずに1週間思いきって休んでみたり、切り替えてメリハリをつけることで、気持ちが途切れなくて済むと思います。
また、最初はキャリアセンターが1番身近なので、利用した方が良いと思います。視野を広げてこれもあれもと就職活動は欲張りな方が良いと思います。
あとは、よく業界を絞った方が良いと聞くのですが、私が就職活動を終えて1番思うことは絞らない方が良いと思います。絞りすぎるとそこが全滅した時に・・・。業界によって見え方・社員の方・受ける学生が全然違うためいろんな情報を得られて、いろんな価値観を持った人と出会えるので、自分自身も成長するのではないかなと思います。
この一年ぐらいは他の物をおいてでも就職活動に没頭しても決して無駄な時間ではないと思います。どうぞ悔いのない一年にして下さい。