公開講座等(小阪キャンパス)

2010年6月12日(土)

健康栄養学科
「点滴って栄養?−その歴史と医療における役割−」が開催されました。

 健康栄養学科上田准教授の司会にて開会の宣があり、葛谷副学長から、平成22年度より食物栄養学科は名称変更し、「健康栄養学科」になったことなどの挨拶がありました。
 司会より、本講座の講師、保木教授の略歴が紹介され、公開講座が始まりました。

 講座では、まず最初に、いかに点滴(輸液)を希望する患者さんが多い(特に高齢者)かということが述べられ、一般開業医はそれらの患者さんと押し問答をしても仕方ないので、言われるがままに点滴をしているという現状が紹介されました。
 そこで、『点滴って本当に栄養になるのだろうか? 点滴はどんなときに有効なのだろうか? 点滴って本当に害はないのだろうか? 点滴以外に方法はないのだろうか?』という疑問を受講生に呈示されました。

 引き続き、上記疑問に答える形で、古代から現代に至るまでの輸液(点滴)療法の歴史および医療における役割と栄養輸液とはいかなるものかということが述べられました。
 講座の最後には、下痢などの際、家庭でも簡単にできる『経口補水法』などの紹介があり、質疑応答も活発に行なわれ、参加された方は熱心に聞き入っておられました。

〔参加者の声〕
・一般には難しい内容だと思われるが、歴史からきめ細かく解り易く説明されていて、とてもためになって面白かった。
・点滴の本当の意義が判りました。
・全く知らなかった点滴の本当の役割や目的を知ることができた。
・人間の身体を良くする為の点滴とはどのようなものなのか、またその成分はどのような栄養が必要なのかを知ることが出来、とても勉強になりました。

〔参加人数〕
101名

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

講座内容

平成22年度より食物栄養学科は名称変更し「健康栄養学科」になります。健康栄養学科は社会から求められる管理栄養士・栄養士の養成を目指します。医療における栄養療法の重要性と、とりわけ一般に馴染みのある点滴について、その歴史と意義についてお話します。
100612_開催案内.pdf100612_開催案内.pdf(1.39 MB)

講師

保木 昌徳 (大阪樟蔭女子大学教授)

詳細

受講料  : 無料
 定員  : 150名
 対象  : 一般成人及び学生
 日時  : 平成22年6月12日(土) 14:00〜 
 場所  : 大阪樟蔭女子大学 小阪キャンパス 
 

アクセス方法  : 近鉄奈良線 河内小阪駅 下車 西へ300メートル(徒歩すぐ) 
    ※駐車場はございませんので、お車でのご来場はご遠慮下さい。

交通・アクセス
閉じる
ページの先頭へ