公開講座等(小阪キャンパス)

2010年6月2日(水)

【インターナショナル・シアター・カンパニー・ロンドン樟蔭公演】
英語で楽しむシェイクスピア「オセロー」が開催されました

本劇団のシェイクスピア公演は今年で6年目になり、一般の参加者の中には毎年楽しみに来られる方々もおられます。
とくに舞台横にセリフの日本語訳を投映する手法が導入されてからは、シェイクスピアの英語の美しさを味わうとともに、劇の進行のわかりやすさも加わり、一般の参加者から喜ばれるようになってきています。

この劇団の最大の特徴であるシンプルな舞台作りがこの『オセロー』にも十分に活かされ、悪漢のイアーゴーの甘言に翻弄される主人公オセローの苦悩、ひたすらオセローに尽くしながら殺されてしまうデズデモーナの哀れさが、ひしひしと伝わってくる舞台作りになっていました。
今回の演出が、この芝居の中心テーマである「嫉妬」と「復讐」に絞り込み、一つのところへ収斂していくダイナミックな表現をめざしていたため、よりわかりやすい舞台になっていたことが、最終場面での大きな感動を引き起こしたのだと思われます。

参加者のアンケートからは、「毎年のことながら、今年はどのような舞台になるかが楽しみで、今回も満足しました」「来年も楽しみにしています」という声が多く聞かれました。

 参加人数:212人
また、開演前のひとときを利用して、本学学生との交流会が開かれ、本学のインテリアデザイン学科の郷力憲司教授の研究室による製作の『オセロー』のディプレイを見ていただき、看板にサインをいただきました。毎年公演を盛り上げるためにその芝居にまつわるディスプレイを製作していただいています。
写真はその時のもので、劇団の皆さんの暖かさが良く伝わってきますし、学生たちも間近で見る役者さんたちの迫力に圧倒されていました。
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なお、『オセロー』公演に先立ち、5月22日(土)に本学名誉教授でシェイクスピア学者の鳥井清氏による『オセロー』のあらすじと見どころ、およびこの劇団のユニークな特徴の解説が行われました。

「嫉妬」をテーマにしたこの芝居におけるイアーゴーの奸計とそれに取り込まれるオセロー、その間で翻弄されるデズデモーナなど配役の妙とシェイクスピアが書いた名台詞の解説が行われ、本公演への期待が高まるものとなりました。来場者からは「本番の芝居を見るのが楽しみになってきました」という声が多数聞かれました。

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満員御礼

この講座のお申込みを締め切らせていただきました。
たくさんのお申込みありがとうございました。

公演内容

英国の劇団によるウィリアム・シェイクスピア作「オセロー」公演。「オセロー」はシェイクスピアの4大悲劇作品の1つであり、かつ代表作です。日本語字幕付きで本場の英語劇をフルバージョンでお楽しみいただきます。この劇団の公演は樟蔭では今回が7回目で、これまで毎回大好評をいただいております。シンプルな舞台作りと少人数の劇団員が早変わりで群雄劇を演じる演出の妙をお楽しみください。
公演に先立つ日程で、本学の鳥井清名誉教授による講演「オセローの見どころ」の解説も行われます。
  

100602_開催案内.pdf100602_開催案内.pdf(1.33 MB)

出演

インターナショナル・シアター・カンパニー・ロンドン

詳細

 受講料  :  無料
 対 象  :  一般成人及び学生
 日 時  :  平成22年6月2日(水) 14:45 開演 (終了予定 17:50)
 場 所  :  大阪樟蔭女子大学 小阪キャンパス 会館
 アクセス方法  :  近鉄奈良線 河内小阪駅 下車 西へ300メートル(徒歩すぐ)
     ※駐車場はございませんので、お車でのご来場はご遠慮下さい。
交通・アクセス

公演の解説

※ 「オセローの見どころ」を解説  5月22日(土)14:00〜15:30  
       解説:鳥井 清(大阪樟蔭女子大学名誉教授) 
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