公開講座等(小阪キャンパス)

2010年11月29日(月)

【公開講演会】第22回東西狂言会が開催されました。

第22回目の「東西狂言会」は、11月7日(日)に整理券を配布しましたが30分で終了し、29日の本番当日、開場12時間前から並ばれる方がおられるなど、注目度の高い異例の幕開けとなりました。
当日は、はじめに大阪樟蔭女子大学徳永学長、そして共催の(財)東大阪市施設利用サービス協会木ノ本理事長の挨拶に引き続き、本学客員教授、木村要先生の狂言『呂蓮』の解説が行われ、和泉流狂言師 野村萬師(人間国宝)他の『呂蓮』から番組が演じられました。

休憩をはさみ後半では、木村先生の解説『座・狂言とは』の後、大蔵流狂言、茂山千作師他の『栗焼』が演じられ、会場は終始なごやかな雰囲気が醸し出され、満席の場内は笑いに包まれました。
座狂言の千作師に観客はくぎ付けとなり、千作師の姿が一段と大きく見えました。
最後に今回、出演予定だった茂山千之丞師が体調不良のため欠席となり、急遽『鈍太郎』の男役は茂山七五三師に登場いただきました。
下京(本妻)を正邦、上京の女(愛人)を童司が演じ、ともに耐える女性と、鈍太郎を思う健気で、たくましい女性を演じながら、二人が手車をして、鈍太郎を乗せ、ラストシーンを迎えます。
二人狂言と違って、演者の動きが大きく、ダイナミックに演出され、橋がかりに入り終焉したにもかかわらず、拍手が鳴りやみませんでした。
千作師の座狂言・七五三師の鈍太郎、静と動の狂言を存分に堪能できる機会となりました。
参加人数:1400人

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番組

解 説 : 「座・狂言とは」
      木村 要(大阪樟蔭女子大学客員教授)

狂 言 :『呂蓮(ろれん)』

     [僧]  野村 萬 
      [男]    野村 万蔵
      [妻]   小笠原 匡
       [後見]    泉 慎也
     
     『栗焼(くりやき)』
     [太郎冠者]  茂山 千作 
      [主人]   茂山 千三郎
       [後 見]    松本 薫

     『鈍太郎(どんたろう)』
     [男]   茂山 千之丞
      [下京の女]   茂山 正邦
      [上京の女]   茂山 童司
       [後 見]    網谷 正美

※番組、出演者は予告なしに変更する場合があります。

開催案内開催案内(1.66 MB)

詳細

日  時  :平成22年11月29日(月) 午後6時〜午後8時30分
 (開場:午後5時)
会  場  : 東大阪市立市民会館  市民ホール 
 (近鉄奈良線 河内永和駅、JRおおさか東線 JR河内永和駅 下車すぐ)
 ※駐車場はございませんので、車でのご来場はご遠慮ください。
定  員  :1500名
 ※小学3年生以下のお子様のご入場はご遠慮下さい。
入  場  :無料・要整理券
 ※整理券配布について
  配布日時:平成22年11月7日(日) 午後2時〜午後3時30分
  配布場所:東大阪市立市民会館 市民ホール
  ・なくなり次第、終了させて頂きます(1名様2枚まで)
  ・入場の際は、必ず整理券をご提示ください
  ・整理券1枚につき、1名様が入場いただけます
  ・整理券をお持ちの方でも、開演時間を過ぎますと整理券をお持ちでない方に入場
   頂きますので、入場できない場合がございます。予めご了承ください。
お問合せ先  :大阪樟蔭女子大学
 小阪キャンパス 学術振興課
 〒577-8550 東大阪市菱屋西4-2-26
  TEL 06-6723-8237

 東大阪市立市民会館
 〒577-0809 東大阪市永和2-1-1
  TEL 06-6722-9001
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