広くEU諸国で言語能力を示す評価基準となるCEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)が使用されていますが、これを日本の言語教育の現場に活かす試みが始まっています。国際英語学科の英語教育プログラムELPP(English Language Passport Program)もその一つです。また最新の日本語教育にもこの考え方が取り入れられています。このシンポジウムでは、日本でまだあまり知られていないCEFRについてその内容を紹介するとともに、日本の言語教育の現場にいかに反映させるかについて多面的に考えます。