公開講座等(関屋キャンパス)

2007年10月13日(土)

当講座は終了いたしました。

【オープンカレッジ文化講座】『子どもの教育を考える』 『「教」の教育と「育」の教育について』が開催されました。

【講座概要】
 今日ほど親が教育に不安を抱いている時代はない。この教育全体の停滞と閉塞感を打開するために教育の再生が叫ばれ、2006年教育基本法改正、2007年6月には教育関連3法案が可決改正なされた。
 本抗議では「勉強すれば偉くなる。」という「学校神話」が生きていた時代から、バブルが崩壊し、デフレ不況となり、学校が夢をかなえる場から自己の能力の限界を自覚させる場に変貌した過程を述べる。しかも、高校進学が準義務化し、2006年高校進学率が99.7%になった現代、いやでも学校に行かねばならず、社会的圧力としての進学があり、教育荒廃は日本の学歴社会が底流に横たわっている。





 人生80年時代の教育を考えるとき、教育の重要性を再確認するためにも、教育の語源・語義を通して教育の本質を把握し、教師中心・文化伝達中心の「教」の教育と子ども中心・助成中心の「育」の教育を比較して述べることで人間形成のあり方に言及した。

日時

平成191013(土) 10301200

講師

塩見愼朗氏 人間科学部児童学科教授

講演内容

 日本の時代といわれるほど繁栄した高度経済成長時代にあっては、すべてが右肩上がりに発展し、子どもは親より高い学歴とよいステータスを獲得し、「勉強すれば偉くなれる」という「学校神話」があった。その結果、子どもは勉強への意欲もあり親も学校を信頼した。だが、1990年バブルの崩壊でデフレ不況となり、「学校神話」が機能しなくなり、落ちこぼれ・いじめ・不登校など学校の荒廃が顕在化した。「不透明でかつ競争時代」といわれる現代、少子化・高齢化・国際化に加えて、IT社会となり、しかも人々の多様な人生観・価値観を反映して、現代教育は右往左往している状態である。
 本講座では、「教育」の原初的意味や教育の本質的問題である教師中心・文化の伝達中心の「教」の教育と子ども中心・育つ力中心の「育」の教育を考えることによって、旧教育と新教育の考え方について論及したいと思っています。

詳細

対 象    : 一般成人及び学生
定 員    : なし
参 加    : 無料
申 込    : ハガキまたはFAXe-mailにてお申込みください。
         本学ホームページでも申込みが可能です。
         住所、氏名(フリガナ)、電話番号と申し込まれる講座日を明記してください
         なお受講許可証等はお送りしませんので当日会場へお越しください。
申込締切   : 平成191012日(金)
キッズルーム : 有り(無料:要申込)〔キッズルーム申込締切:
109日(火)

主 催    : 大阪樟蔭女子大学人間科学部学術研究会
共 催    : 香芝市教育委員会・大阪樟蔭女子大学子ども研究所


交通アクセス

オープンカレッジ文化講座のお問い合わせについて

オープンカレッジ文化講座のお問い合わせは、下記学術振興課までお願いいたします。

 大阪樟蔭女子大学
学術振興課(関屋キャンパス)
 〒639-0298 香芝市関屋958
 TEL 0745-71-3168  FAX 0745-71-3141
 e-mails-gakujyutsu@osaka-shoin.ac.jp
 URL http://www.osaka-shoin.ac.jp


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