公開講座等(関屋キャンパス)

2012年1月21日(土)

「第11回心の相談コロキアム」
『現代の子どもと家族の問題−その対処法は−』が開講されました。



 本学カウンセリングセンター主催、第11回心の相談コロキアムが、1/21(土)に開催されました。今年度は「現代の子どもと家族の問題〜その対処法〜」と題して、本学心理学部の3名の教授が各々の専門の立場から、現代の多くの家族が抱える諸問題について取り上げ、これからの支援のあり方について講演されました。

 高橋依子教授(臨床心理学科)は、「親と子の応答関係」と題して、乳幼児期の応答によって育まれる母子の情緒的結びつきや、その時期の親子への支援について柔らかい語り口で分かりやすくお話しされました。
 田川元康教授(発達教育心理学科)は、「発達障害と家族支援〜親への支援・親による支援〜」とのテーマで、親と専門家の協力関係、養育・教育のための基本原則などについて、事例も交えながら生き生きとお話しされました。
 さらに鳥山平三教授(臨床心理学科)は、「家族に『引きこもり』や『ニート』がいる場合」と題して、全国の実態調査を紹介すると共に、「モラトリアム」「永遠の少年」「パラサイトシングル」などのキーワードから青年の問題を提示し、その性格特性、対処法などをユーモア溢れる語り口で講演されました。   

 質疑応答には、実際に発達障害の支援を行っている方や、引きこもりの子どもを抱える保護者などから沢山の質問が寄せられました。講演終了後も個別の相談に行列ができるほど関心の高さが窺えました。

【感想】(抜粋)

・沈みかけていた心が元気を取り戻し浮いてきました。
・周りに「ニート」の方々が多いので、鳥山先生の楽しいお話の中からとても学びに
 なった。少しでも困っている方への助言が出来ればと思う。
・学生で知識が不十分なので、少し難しいかと思いましたが、興味のある内容だった
 ので受けました。 講座の雰囲気もアットホームで、楽しく聞くことが出来ました。
・家族支援がテーマになっていたので、興味を持って参加しました。
  田川先生もおしゃっていましたが、聞き手の立場によって話す内容は違うと思い
 ました。
・鳥山先生はニートに対して絵と笑いを交えながら退屈せずに楽しく聞けました。
  質問の時間もあり良かったです。

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日時

平成24年1月21日(土)
14:00〜16:30

場所

大阪樟蔭女子大学関屋キャンパス
6号館 602講義室

概要

現代の多くの家族が抱えている諸問題の幾つかを取り上げ、その由来や背景を問い、
これからの臨床心理学的な対応として、どのような支援を行うことができるかを話し合います。

プログラム
時間  内容 
 14:00〜15:45  【講演】
  田川 元康 氏:発達障害と家族支援
  高橋 依子 氏:親と子の応答関係
  鳥山 平三 氏:家族に『引きこもり』や『ニート』がいる場合   
 15:45〜15:55  【休憩】
 15:55〜16:30 【質疑応答】


講師

田川 元康 教授  (大阪樟蔭女子大学心理学部発達教育心理学科)
高橋 依子 教授  (大阪樟蔭女子大学心理学部臨床心理学科)
鳥山 平三 教授  (大阪樟蔭女子大学心理学部臨床心理学科)

詳細

講座の詳細な情報、お申込み方法は下記特設ページをご確認ください。

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