公開講座等(関屋キャンパス)

2008年2月2日(土)

当講座は終了いたしました。

【第10回レクチャーコンサート】「胡弓の現在と可能性」が開催されました。

 10回目の「地球を聴く」レクチャーコンサートが2月2日(土)に行われ、多くの方々に参加いただきました。今回のテーマは「胡弓の現在と可能性」ということで、原一男さんと木場大輔さんというお二人の胡弓奏者をお招きして、演奏と胡弓の音楽についての解説をしていただきました。
 胡弓というと日本ではむしろ中国の二胡の方が有名な感がありますが、日本の胡弓の独特の音色は二胡とはまたまったく違う日本ならではの風情を感じさせてくれます。当日は、胡弓の古典曲に加え、原一男さんによって新しく作曲された現代曲が演奏されるとともに、木場大輔さんによる胡弓と西洋楽器のアンサンブルでのジャズ演奏の映像なども披露されるなど、まさに胡弓音楽の現代と可能性をこころゆくまで楽しむことのできるコンサートとなりました。

日時

平成2022(土)  14001530

出演者

原一男氏 

松本市生まれ。故、青木嘉女野、横井みつゑに名古屋系を中心とする胡弓、三絃を山口雅将に師事。邦楽発声、三味線を故平井澄子に師事。
NHK邦楽技能者育成会第28期卒。1994年より東京紀尾井ホールにおいてリサイタル四回のほか各種演奏会、琵琶や二胡、舞踏家などとのジョイントコンサートも試みる。
ヨーロッパ各国、米国、中国等にて公演。
2007年(社)松本芸術文化協会音楽賞受賞。
胡弓の伝統芸の保持と共に新たな可能性を追求、五弦胡弓の開発や作曲も行う。
(財)正派邦楽会台大師範。「絃詩会」を主宰、各種首都圏、甲信、名古屋、関西に教室を開設、約百名の門弟を指導。
国士舘大学21世紀アジア学部講師。
木場大輔氏

兵庫県淡路島出身。中学時代より鍵盤楽器の演奏と作曲を始め、高校・大学時代はジャズや世界の民族音楽に傾倒する。
1998年より、胡弓を始める。2004年より名古屋系古典胡弓を原一男に師事。
西洋音楽、とりわけジャズのハーモニーと、日本の伝統的な音感覚との両方に通じた貴重な存在として、ピアノやギターなどとのコラボレーションや作曲、そして伝統的な三絃胡弓の音域を拡充したオリジナル四絃胡弓の開発などにより、日本の胡弓の可能性を広げ続けている。
オリジナリティ溢れる演奏活動の一方で、胡弓教室を主宰し、祭りの地方(じかた)の指導も行うほか、日本舞踊の地方や現代邦楽の賛助出演も務める。
弓絃葉舎(木場大輔音楽事務所)代表。
若手邦楽ユニット「おとぎ」メンバー。大阪市在住。

講演内容

胡弓は、江戸時代から伝わり、約400年の歴史をもつ、日本伝統の弦楽器です。その伝来の多くは謎に包まれていますが、境よりもたらされた三味線とともに、日本独自の進化を遂げ、主に上方を中心に、地歌・筝曲と結びつくかたちで、その伝統の音色を築いてきました。本レクチャーコンサートでは、胡弓および三味線や筝との合奏の実演を交えながら、胡弓の歴史と音楽、そして現代における胡弓の可能性に迫ります。

詳細

対 象    : 一般成人及び学生
参 加    : 無料、子ども同伴可
申 込    : ハガキまたはFAXe-mailにてお申込みください。
         本学ホームページでも申込みが可能です。
         住所、氏名(フリガナ)、電話番号とレクチャーコンサート参加希望の旨を明記してください
         なお参加証等はお送りしませんので当日会場へお越しください。
申込締切   : 平成20130日(水)

交通アクセス

レクチャーコンサートのお問い合わせについて

レクチャーコンサートのお問い合わせは、下記児童学科研究事務室までお願いいたします。

 大阪樟蔭女子大学人間科学部 児童学科研究事務室
 〒639-0298 香芝市関屋958
 TEL 0745-71-3159  FAX 0745-71-3149
 e-mails-gakujyutsu@osaka-shoin.ac.jp
 URL http://www.osaka-shoin.ac.jp


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