公開講座等(関屋キャンパス)

2008年11月8日(土)

当講座は終了いたしました。

【オープンカレッジ文化講座】『子どもの社会性を育むためには〜人と関わる力を育てる〜』
「社会性の育成と団体への所属」が開催されました。


【講座概要】

 社会のメンバーたちがお互いに協力をしあい、子どもたちにとっても大人たちにとっても、安全で安心な社会の基盤となるような市民文化は、どのように形成・維持されるのでしょうか?社会科学はメンバーの社会性の獲得と市民文化の形成について、集団や団体の果たす役割に注目して研究をしてきました。
 こうした研究の中から、社会の中にあるネットワークや団体への所属が、メンバーの社会性の発達を促し、良き市民文化と良き民主主義の基盤となるという、関係資本の議論を紹介しあmした。パットナムはイタリア研究において、社会のあり方(垂直的ではない水平的なネットワーク)が市民共同体的な文化を創り維持すると指摘し、続く戦後アメリカ研究では、テレビ視聴にみられるような余暇時間の過ごし方の変化が、政治、社会、地域への参加からの撤退をもらたらしたと主張しました。
 しかし、かつてのような形での参加の復活を構想するのは、困難です。子どもたちと(そして大人たち)の社会性を育むような参加のあり方は、団体の変化(「メンバーシップからマネジメントへ」)とそれを支える社会的・技術的諸条件を踏まえた、新しい形を構想していくべきではないでしょうか。
平成20年度オープンカレッジ講座特設ページへ

日時

平成20118(土) 10301200

講師

中井歩氏 人間関係科准教授

講演内容

 社会のメンバーたちがお互いに協力をしあい、子どもたちにとっても大人たちにとっても、安全で安心な社会の基盤となるような市民文化は、どのようにして作られ、そして維持されるのでしょうか?社会科学はメンバーの社会性の獲得と市民文化の形成について、集団や団体の果たす役割に注目して研究をしてきました。こうした研究の中から、社会の中にあるネットワークや団体への所属が、メンバーの社会性の発達を促し、良き市民文化と良き民主主義の基盤となるという、関係資本の議論をまずはじめに紹介します。
 次に、関係資本の概念を手がかりにして、現在の日本で(あるいは先進資本主義諸国で共通して)起こっている、団体所属の低下がもたらす影響について考えます。
 最後に、子どもたちと(そして大人たち)の社会性を育む社会のあり方について構想していただく、ヒントを見つけ出していただきたいと思っています。

詳細

対 象    : 一般成人及び学生
定 員    : なし
参 加    : 無料
申 込    : FAXe-mailにてお申込みください。
         本学ホームページでも申込みが可能です。
         住所、氏名(フリガナ)、電話番号と申し込まれる講座日を明記してください
         なお受講許可証等はお送りしませんので当日会場へお越しください。
申込締切   : 平成20117日(金)
キッズルーム : 有り(無料:要申込)〔キッズルーム申込締切:
114日(火)

主 催    : 大阪樟蔭女子大学人間科学部学術研究会
共 催    : 香芝市教育委員会

交通アクセス

オープンカレッジ文化講座のお問い合わせについて

オープンカレッジ文化講座のお問い合わせは、下記学術振興課までお願いいたします。

 大阪樟蔭女子大学
学術振興課(関屋キャンパス)
 〒639-0298 香芝市関屋958
 TEL 0745-71-3168  FAX 0745-71-3141
 e-mails-gakujyutsu@osaka-shoin.ac.jp
 URL http://www.osaka-shoin.ac.jp

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