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【イキチャレPJ/行政提案型:小学生体験学習プログラム⑥】クリスマスのおとどけものが「カメレオン焼きそばとクリスマスキャンドルで色の変化を楽しもう!」を行いました。

2016年12月09日

 12月3日(土)に「イキ×ラボ・チャレンジプロジェクト(行政提案型)『小学生体験学習プログラム』」で「クリスマスのおとどけもの」が活動しました。
 「クリスマスのおとどけもの」は児童学科の3回生ゼミ12名で構成されています。このゼミでは主に子どもたちが苦手とする「理科」についてわかりやすく、楽しく理解してもらう方法を学んでいて、今回の実験講座を企画しました。

□カメレオン焼きそばとクリスマスキャンドルで色の変化を楽しもう!  
 ・チーム:クリスマスのおとどけもの(児童学科3回生)  
 ・日程:12月3日(土)10時-12時  
 ・場所:門真市立門真小学校  
 ・対象:小学4年生~6年生

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 当日は27名の子どもたちが参加してくれました。
 今日の講座は2部構成です。第1部は「キャンドルの実験」。
 実験では学生が準備した4種類のキャンドルに火をつけて「炎色反応」について解説しました。
 4種類のキャンドルはそれぞれ違った試薬を加えて作っています。火をつけたキャンドルの炎はそれぞれ赤、オレンジ、紫、緑に変わりました。
 子どもたちからは「なんで?」「すごい!」「きれい!」など声があがります。
 炎色反応は「ある種の金属塩を燃焼させることで特定の色を出す」ということで、塩化リチウムは「赤」 塩化ナトリウムは「オレンジ」、塩化カリウムは「紫」に発光するということ。炎は試薬の鉄分がなくなると、元の色に戻りました。
 子どもたちは初めて見る炎の実験に感心しきりでした。

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 炎の不思議について学んだあとは、実際にキャンドル作りを体験します。
 今日はクレヨンを使って自分だけの「カラフルキャンドル」を作りました。
 まずは学生が作り方のポイントを実演しながら説明します。
 最初にお湯を沸かし、ビーカーに細かくしたキャンドルを入れてよく混ぜます。キャンドルが溶けたらクレヨンを混ぜて、色がしっかりとなじんできたら子どもたちの紙コップに移し固めました。
 クリスマスシーズンでよく見かけるカラフルなキャンドル。子どもたちは自分で作ったオリジナルのキャンドルを大切に持って帰りました。

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 第2部は「カメレオン焼きそば」。
 カメレオン?ネーミングからは想像できない焼きそばに子どもたちはワクワクしていました。
 食材には「紫キャベツ」を使います。ホットプレートでキャベツを炒めて、水を加え、中華めんを炒めます。
 すると焼きそばの色がだんだんと変化してきました。
 キャベツが紫だから焼きそばも紫と考えてしまいますが、結果は「緑」。
 次に、ポン酢を加えます。すると次は「オレンジ」に変化。
 最後に、焼きそばソースを加えると、「茶色」に変化しました。
 次々に色が変化する「カメレオン焼きそば」に、子どもたちはびっくりしていました。
 実際作った焼きそばをみんなで試食しました。「どの色が一番おいしい?」という質問に、一番人気は「紫」でした。

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 ではどうして色の変化があるのか?
 紫キャベツには「アントシアニン」という色素が含まれており、酸性・アルカリ性で色が変わるという性質を持っています。中性では紫ですが、アルカリ性になるにつれて青色が濃くなり、酸性だと赤色が強くなるということ。中華めんにはアルカリ性食品添加物が含まれていて、紫キャベツではアントシアニンが反応し緑に変化するなど、学生から解説がありました。

 子どもたちは今日の実験を通して「発見の楽しさ」を実感した様子で、「すっげー感動した!」、「むちゃくちゃ楽しかった」、「また理科の実験してほしい!」などの感想をもらいました。

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次回は、2月25日(土)に「MANARUN」が活動を行います。  
 ・テーマ:「FANTASTICK kids」  
 ・日程:2017年2月25日(土)10時-12時  
 ・場所:門真市立沖小学校

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