毎週ブログを更新するといったのに…
早速飛んでしまい申し訳ございませんでした。
2年生が実習にいくことは先々週かいておりましたが、
その後の感想をかいていなかったので、今回はそのお話をしたいと思います。
私は高3生の担任ですので、伝え聞いた話ですが…
中には迷ってしまい現地に着くのにものすごく苦労した生徒もいたようですが、
事前にもう参加できないとわかっていた1名をのぞいて、全員欠席もなく参加しました。
次の日の生徒たちの表情をみても、みんなそれぞれに良い体験をさせてもらってきたようです。
大半の生徒が2人組で行ったのですが、たった1人で病院実習に参加した生徒いました。
彼女は行く前から私や担任に「不安や…」とこぼしていましたが、
なんとその生徒が一番に感想文も出し、一番笑顔で戻ってきました。
私もその生徒に会うことができたので、「どうやった?」と声をかけました。
すると「すごく楽しかったです!患者さんのありがとうがなによりも。」と言っていました。
彼女は実習先で患者さんの食事介助や配膳補助をさせていただいたようです。
その中で患者さんとたくさん話をし、患者さんやスタッフさんから「がんばりや!」と
いってもらえたことが心に残っていると教えてくれました。
写真を載せられないのがとても残念ですが、
その生徒はその後、自分の志望校も決め、勉強に力を入れ始めたようです。
1年半後、彼女が「合格した!」と言ってくれる姿が本当に楽しみです。
本校の看護医療専科・看護系進学コースは、他校とは違い、付属の養成校をもっていません。
しかしそれだからこそできることがあると私は思っています。
それは「偏りのない人間力の養成」です。
看護医療の世界をいろんな形で見せ、どの養成校に対しても平等に向き合うように指導することで、
「自分はどんな医療人になりたいのか」という自分の理想像を見つけさせることが可能です。
誰に、どんな医療をしたいのか。自分ならどんな医療人になれるか。
その答えをしっかりもって、この高校から羽ばたいてもらいたいなあと思っています。
しかも看護医療の世界でもっとも必要な「基礎学力」には、「受験」という一つの壁はとても大切です。
それを必ず越えて先に進まないといけない!という環境を与えられることが、
私はこの少子化を生きていく子どもたちには必要であると考えています。
私がいつも生徒に事あるごとに…
「今の自分に医療や看護をされたいと思いますか?」という問いかけをします。
ありがたいことに、生徒たちはその問いかけを一生懸命考えてくれます。
そんな生徒たちの素直な気持ちにこたえるために、樟蔭看護系進学チームスタッフ一同、
頑張っていきたいと思います!!