morebtn_bgfblinetwscope-invertscopepagetop_arrowblog-latestmorebtnvtickpagenextpageprevpagetophsjhshomecresthshomejhskindamasteruniv
樟蔭レポート

“こんだけの雑草、どうすんねん”と手をつける暇がなかった、少し前の樟蔭キッチンガーデン。「雑草という名の植物など、ない」とはいうものの、栽培をしている植物に対してはやはり雑草です。試験や懇談が終了し、やっと雑草たちを抜くことができました。植物を学ぶ者としては、抜き去るときの根の張り具合、深さなどの違いなども楽しみながら、名前を確認しつつ抜きました。

さて、最近になって、いくつかの作物がよい感じになってきました。

桃太郎(おなじみのトマト)

プチ~ミディトマトいろいろ

ナス

キュウリ

色づき始めたパプリカ

今年は夏前から花芽をつけ始め、すこぶる不調のバジル
これは何の花と種(綿毛のところ)でしょうか
どこかで見たような花ではないですか。これはサニーレタスです。サニーレタスはキク科の植物です。タンポポの花茎や葉をちぎると白い乳液が出てきます。新鮮なレタスもこれと同じく白色乳液が出てきます。

話題は変わって、『ごきげん食堂』。

最近、写真のようなメニューが出てきます。一見普通のハッシュドビーフオムライス(名前の順番が違っていたかもしれません)に見えますが、使用されている肉は、ビーフではなく、日本の森を荒らしまくっているアイツです。

そう、シカ。

ジビエ料理というのはご存じでしょうか。ごきげん食堂にはシカ肉が入ってきて、このように調理されることがあります。“えっ?クサい、って?”もちろんシカ肉ですから、牛、豚、鶏などおなじみの肉とは違った味がします。これを、クサい、と思うのは、食べ慣れないからだけです。牛豚鶏も区別ができるのは、それぞれ癖があるからで、食べ慣れているから気にならないというだけです。

シカは、今、たいへんなことをしてくれています。農作物を食害することはもちろん、日本の森林を食い尽くしてしまう勢いです。近いところでは、奈良公園。草原の背後に広がるもこもこと大きな樹木が育った春日山は、原生林といわれるだけあって、いかにも豊かな森林に見えます。ところが実際春日山の中を歩いてみるとがく然とします。地面に葉をつけた植物がないのです。正確にはシカが食べない植物だけが育っている状況です。大きく育って、山の見た目を作っている大きな樹木は、その後継者を育てられていません。ほとんどすべてシカに食べられてしまっているからです。他にも大台ヶ原・大峰、有名どころでは屋久島、そして北海道も。とにくシカが定着している森は、すべてシカの食害を受け荒らされています。みなさんにはまだまだ抵抗があるかもしれませんが、

「シカ肉を食べて日本の森を守ろう」

というキャンペーンが、これからはやるはずです。機会があれば食べてみてください。あちこちの土産物屋でも、シカ肉は売られ始めています。

最後は、おまけというか蛇足。

最近、食堂が休みで外に食べに出ることもできなかったことがあったので、学内の雑草で調理してみました。食材は、イヌビユ、タンポポ、ツワブキ、オクラ(フィールドクラブのもの、カシューナッツ(生徒からもらった)。軽くゆでてあく抜きしたあと、オリーブオイルで炒め、塩少々に醤油とコショウで仕上げ。おいしくできました。

“第二フェーズ”のヘクソカズラ

大久保雅弘(3年夏組担任・フィールドクラブ顧問)