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樟蔭レポート

日頃、中高生と接していて「この年齢の子たちを本当の意味で援助するのは、難しい」と感じることがよくあります。

大人は朝から晩までひっきりなしに注意を与えています。「挨拶をしなさい」「服装を正しなさい」「勉強しなさい」などなど。

なぜ、挨拶をしないといけないかと言えば、挨拶はマナーの基本だから。たった数文字の挨拶が持っている計り知れないパワーを実感してほしいし、その恩恵を受け取ってほしいから。

なぜ、服装を正さなければいけないかと言うと、人間は服装通りの人になるから。服装がだらしなかったら、気持ちもそうなってしまうということ。

なぜ勉強するのかと言うと、学力は自分を支える力になるから。「自分で考える力」を鍛えて自由を得、幸せになってほしいから。

こうした思いを、相手が求めていないときにズケズケと踏み込んで話したら、子どもたちはこう思うでしょう。

 

ウゼッ!!

 

大人が住む世界と子どもたちの世界には随分距離があるなぁと感じてしまいます。

思いは届かないまま。

教室という同じ空間にいても、その距離はかなり遠いと感じてしまいます。

「この先生、信頼してもいいんだー」と感じてもらえなければ、入って行けないし、こちらの思いを届けられないのです。

「何回も言ってるのに、どうして分からないの!!」

 

伝えたい思いが伝わるように、私は生徒たちとたくさん話をしたいです。話をするというよりは、話を聞かせてほしいという感じかな。あなたが本当に感じていることは何?あなたがなりたいと思っている自分はどんな自分?あなたが進みたい道はどんな道?

そんな会話にたどり着く前に、しょうもない話を山ほどしよう。

くだらないことを言って笑い合おう。

そうしながら、いつの日にか「この先生、信頼していいんだー」って感じてくれたらいいなと思っています。そんなふうになることができて初めて援助することができるんだと感じています。

道のりは果てしない。

2年桜組 担任 原田真由美