「クマが冬眠から目覚めたとき、まずふきのとうを食べて胃に刺激を与える」
小学校か中学校かの国語教材だったので、このような文章に触れた記憶があります。
ふきのとうの色を「エメラルド色」と書いてありました。
先日、山を歩いたとき今年最初のふきのとうを見つけました。
この時期、緑の少ない林床の中で、ふきのとうの緑はよく目立ちます。
普段食べているふきは、フキの茎ではなく、葉の軸=葉柄です。
食用に売られているふきのとうは、この時期にだけ、花を咲かせるために伸びてくる茎が伸びきる前のものです。
次の写真のような状態でも、表面の葉をめくればつぼみがしっかりついてます。
ふきのとうが苦いのは、このつぼみや花です。
たくさん出ているところから2~3本ずついただいて持ち帰り、調理しました。
天ぷらが一番うまいと思っていますが、少しでも長い間、味を楽しむために、ふきのとう味噌にしました。
自宅に今ある味噌は麦味噌なので、みりんなどの甘みを加えず、酒と味噌の中に刻んだふきのとうを投入して煮詰めて終わり。
あついご飯に最高です。
大久保雅弘(3年夏組担任・フィールドクラブ顧問)