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樟蔭レポート

9月に入り、朝晩が少しずつ涼しくなり、秋の気配を感じるようになりました。

今年の夏は猛暑、大雨そしてコロナに翻弄されました。

秋になり、穏やかな日々が来ることを願って止みません。

 

皆さんは、かこさとしさんという絵本作家をご存知でしょうか?

「カラスのパン屋さん」や「だるまちゃんとてんぐちゃん」などと聞いたら懐かしく思い出す人もいるでしょう。

 

そのかこさんの未発表の作品が今年の7月に刊行されました。作品名は「秋」。

かこさんは「秋」が大好きでした。

ところがある年の「秋」だけはとても嫌いになったそうです。それは戦争で自分に親切にしてくれた人が次々と亡くなり、とても悲しい想いをされたからです。この作品は、かこさんの辛い戦争体験が描かれており、二度と繰り返してはならないというメッセージが込められています。

 

総務省の人口推計によると、201910月時点で、戦後生まれの人口は全体の84.5%を占め、その一方で戦前生まれは1962万人です。すなわち、戦争を語ることが出来る人は本当に少なくなってしまったということです。

 

今も世界のあちこちで紛争が絶えません。

私たちは先人たちのメッセージをしっかりと受け止めて、戦争のない平和な世界を次の世代に繋げていく責任があります。

 

かこさんが好きだった「秋」は、ヒガンバナが咲き、トンボが飛び、果物がたくさん実っています。私たちにとっては当たり前の「秋」ですが、そこには「平和」があるということも忘れてはなりません。

今年の「秋」はそのようなことも意識して感じてみてはいかがでしょうか。

 

荒金 諭