5月も終盤を迎え、汗ばむ陽気の日が多くなりましたね。
先日NHKニュースのお天気コーナーで、
「五月」がつく言葉はたくさんありますが、実際(現代)の五月に当てはまらない言葉はどれでしょう?
とクイズ形式で出題されていました。
選択肢として「五月病」、「五月晴れ(さつきばれ)」、「五月鯉(ごがつごい)」、「五月雨(さみだれ)」、「五月躑躅(さつきつつじ)」等があったように思いますが、皆さんわかりますか?
正解は・・・
「五月晴れ(さつきばれ)」、「五月雨(さみだれ)」、「五月躑躅(さつきつつじ)」
です。
「五月晴れ」がもともと梅雨の晴れ間をさしていたように、五月雨は旧暦5月に降る長雨、つまり梅雨のことをさしています。
そして、現在の5月下旬から7月に咲く花にサツキがあります。
サツキはツツジの仲間で、旧暦5月ころに咲くことから「五月躑躅(さつきつつじ)」と呼ばれるようになったそうです。
このように、「五月」は、梅雨のころの印象をふくんだことばとして今も残っているものが結構あるんですね。
今は、なかなか屋外で季節を満喫しづらいかもしれませんが、古くから伝わる日本語から季節を感じ取ってみるのはいかがでしょうか。
谷口 宏