学芸学部ライフプランニング学科の教員養成目標及び当該目標を達成するための計画

中一種免(家庭)・高一種免(家庭)

 ライフプランニング学科の教育は、「現代に生きる女性がその人生において経験するライフ・イベントに主体的に対処していくために必要な知識と技能を養い、家庭と職場の双方において活躍できるバランス感覚の優れた人材の育成」「日々の暮らしを真の意味で豊かにする食に関する先進的な知識と技能を身につけ、食の伝統と文化を理解した上で自らの暮らしに役立て、社会に貢献できる人材の育成」の2点をめざしている。その実現に向けて、「ライフデザインコース」と「フードスタディコース」の2つのコースに分かれ家計や食の分野において、さまざまな活動を適切にマネジメントできる専門的知識と実践につながるスキルを獲得し、それぞれの分野において専門性の高い見識を養う。
 したがって、本学科の教員養成の特長は、「生活者・市民」の視点から家庭科の授業を行うことができる家庭科教員の養成にとどまらず、「職業人」の視点からも、金融、ビジネス、食、地域社会に関する幅広い問題解決能力を基盤としながら、家庭科教育に関連する専門的な知識と技術を修得し、学校現場において実践的活動を担いうる教員を育成できる点にある。
 その実現のために、本学科は家計や食を中心としながら、関連分野の基礎的な研究を深化させたり、体験活動を充実させたりする。例えば、主体的、自律的にライフ・イベントに対処でき、さまざまな活動を適切にマネジメントできる専門的知識とスキルを研究活動によって身に着け、その成果は卒業論文にまとめられる。また、家庭や地域社会、ビジネスの現場におけるフィールドワークを重視し、そのプロセスでICT機器を活用し情報収集能力と分析力を高め、学習成果の可視化に取り組む。