児童教育学部児童教育学科の教員養成目標及び当該目標を達成するための計画
幼一種免・小一種免・中一種免(英語)
児童教育学科の教育は、子どもを様々な角度から見つめることができ、教育、文化、福祉、保健、心理等に関する専門的知識及び技能を兼ね備えた子どもの専門家として、社会に貢献できる人材の育成を目的としている。
したがって、本学科の教員養成の特長は、幼保ー小ー中15年間の一貫した学びについて深く知ることができるという点にある。
その実現のために本学科では、子どもの発達に合わせた以下の3つのコースを設けるとともに、いずれも、中心として扱う発達過程の「それまで」や「それから」を合わせて学修できるようにしている。
(1)幼児保育コース
幼児教育では自発的な遊びにより幼児を豊かに育み、一人ひとりに応じた実践的指導力を磨くとともに、「環境を通して」教育を行うことが求められている。本コースでは、幼稚園実習に参加し、幼稚園教諭・子ども園の保育教諭等をめざす。幼稚園教諭免許に加え、保育士資格、小学校教諭免許も取得することができる。
(2)児童教育コース
小学校教育では各教科等における「主体的・対話的で深い学び」を通して、それぞれ特有の「見方・考え方」を獲得することが求められている。本コースでは、小学校実習に参加し、英語によるコミュニケーション、SDGs等の今日的な課題にも対応できる実践的な力量を有した小学校教諭の育成をめざしている。小学校教諭免許に加え、保育士資格、幼稚園教諭免許も取得することができる。
(3)教科教育コース
本コースでは、中学校実習に参加し、中学校教諭免許(英語)を取得する。本学科がめざすのは、グローバル化が急速に進展する時代に対応でき、英語に関する専門知識と運用能力を身につけ、さらには小学生や幼児に対する英語の指導ができる技能と力量を身に付けた中学校教諭の育成である。そのため多くの学生は小学校教諭免許も合わせて取得する。