大阪樟蔭女子大学大学院
【臨床心理学専攻特別企画】Mei-Reiの突撃インタビュー ~教員紹介~ 【臨床心理学専攻特別企画】Mei-Reiの突撃インタビュー ~教員紹介~

Part.6 奥田亮先生

奥田亮准教授
奥田亮准教授 (臨床心理士) 

心理療法や心理アセスメントを受ける中で、人の心には多様なイメージが動き、様々な感覚や感情・体験が生じます。そのようなイメージの次元から人間を理解し、研究や心理臨床の実践に繋げていきたいと考えています。

Mei-Rei
Mei-Rei

…あっ

もう始まってました?
ゴメンなさい

樟蔭の臨床心理学専攻の先生方を紹介するコーナー
第6回目は、奥田 亮先生です。よろしくお願いします!

奥田亮
奥田亮先生

こんにちは。よろしくお願いします。
どうしたの、メイ・レイさん?ボーッとして、何か考え事ですか?

Mei-Rei
Mei-Rei

な、なんでもないです!
え~と、何から質問しようかな…。

臨床活動について

Mei-Rei
Mei-Rei

じゃあ、奥田先生は、どういった現場で働いてきたか、
教えてください。

奥田亮
奥田亮先生

昔は、不登校児童・生徒の適応指導教室や、
大学の学生相談室などで、相談活動をしていました。
今は、京都の診療所で心理療法面接や心理検査を担当しています。
本学附属のカウンセリングセンターの相談員でもありますよ。

Mei-Rei
Mei-Rei

じゃあ、そういう仕事をしようと思ったのは、なぜですか。
奥田先生は、なぜ臨床心理学を学ぼうと思ったのですか?

奥田亮
奥田亮先生

おっと、いつもと質問パターンを変えてきましたね。
話すと長くなるだろうから、ひとことで言うと、
「人」に一番関心があったから、ですかね。

Mei-Rei
Mei-Rei

「人」に関心?

奥田亮
奥田亮先生

昔から、自分にとって嬉しいことや楽しいことも、
しんどかったり悩ましいことも、
たいてい、自分を含めた「人」に関係していることが多くて、
それについて考えたり、取り組んだりしていきたい、
というのが、将来何をするかを選ぶ根底にあったと思います。

Mei-Rei
Mei-Rei

嬉しいことも、悩ましいことも、「人」と関わること、か…。

奥田亮
奥田亮先生

自分にとって大切なことは、喜びにもなるし、悩みにもなるよね。

研究について

Mei-Rei
Mei-Rei

それって、奥田先生が翻訳した、
「ユングのタイプ論」って本とも、関係しているんですか?

奥田亮
奥田亮先生

お~、その本のこと、よく知っていますね。

Mei-Rei
Mei-Rei

そ、そりゃあ、私もインタビューするの、6回目ですから!
ちょっとぐらい、下準備するようになってきたんですよ~。
(ホントは、たまたまチラッと本棚で見つけただけ、
なんだけど…。)

奥田亮
奥田亮先生

なるほど。
確かに、ユングのタイプ論は、自分のパーソナリティ、
特に心のエネルギーがどんな風に使われていて、
どういう風に心を働かせるのが得意なのか、苦手なのか、
について考えられる理論ですね。
肯定面も否定面の両方ひっくるめて、
「人」というものを考える、という意味では、
繋がっているかもしれませんね。

Mei-Rei
Mei-Rei

今も「タイプ論」を研究しているのですか?

奥田亮
奥田亮先生

関連する研究は、していなくはないけど、どちらかというと、
今は主に「バウムテスト」という描画法について研究しています。

Mei-Rei
Mei-Rei

知ってる!木を描くやつでしょ?

奥田亮
奥田亮先生

そうです。

Mei-Rei
Mei-Rei

それで、性格とか心理が分かるんですか?

奥田亮
奥田亮先生

ん~、そうだな~…
私は、人の心の中で生まれてくる「イメージ」を
大切にしたいと思っています。

Mei-Rei
Mei-Rei

??(何の話?)

奥田亮
奥田亮先生

例えば、メイ・レイさんがインタビューで先生に話を聞くと、
「あ~、こんな感じかな~」ってイメージが沸くでしょう?
あるいは、インタビューをする前から、どんな話になるかと色々想像したり、
インタビューが終わってから後で「もっと××しとけばよかったな~」とか
考えたりしますよね?それも一種のイメージです。

Mei-Rei
Mei-Rei

あるある。一人反省会、めっちゃしますもん。

奥田亮
奥田亮先生

でも、どんなことに対して、
どんな風に心の中でイメージを起こすかには、
その人の個性が表れている、と思います。
だから、そのイメージの現れ方を丁寧に考えれば、
その人らしさが理解できると思う。
私は、バウムテストで、そんな風にして
描かれた木を捉えよう、理解しようと思っています。

Mei-Rei
Mei-Rei

…何か、分かるような、分からんような話だわ。
生まれてくる「イメージ」を、しっかり見つめる、ってこと?

奥田亮
奥田亮先生

まあ、そうですね(ニコニコ)。

Mei-Rei
Mei-Rei

…何ですか?なんで私を見つめるの?
照れるわ~。何なんですか、もう~!。

担当授業について

Mei-Rei
Mei-Rei

じゃあ、授業では、心理検査とかを教えているんですか?

奥田亮
奥田亮先生

それも担当しますけど、ずっと担当しているのは
「臨床心理基礎実習」ですね。M1の実習を担当しています。

Mei-Rei
Mei-Rei

M1って、修士1年生ですよね。
それは、どんな授業ですか?

奥田亮
奥田亮先生

心理臨床面接の基礎的な態度や技術について、学びます。
まずは事例検討会に参加して、様々な心理面接の事例に触れます。
同時に、面接の動画を視聴したり文献を読んだり、ロールプレイを行ったりして、
心理療法面接の知識と技術を身につけていきます。
プレイセラピーの訓練も行いますし、様々な外部機関への見学も行きますよ。

Mei-Rei
Mei-Rei

一番はじめの、実際的な臨床の訓練の部分を担当されるんですね。
じゃあ、最初は奥田先生の下で、臨床を学ぶってこと?

奥田亮
奥田亮先生

いやいや、私だけでなくて、複数の教員で担当しますよ。
何人かの先生がいることで、様々な考え方を知ることができます。

Mei-Rei
Mei-Rei

そっか。色んな考え方がありますもんね。

大切にしてること

Mei-Rei
Mei-Rei

授業の中で、奥田先生が大切にしてることって、
ありますか?

奥田亮
奥田亮先生

その人らしさ、かな。

Mei-Rei
Mei-Rei

その人らしさ?

奥田亮
奥田亮先生

これは、カウンセリングや心理療法で
クライエントの方たちに出会う時にも、大切に思っていることです。
色々な悩みやしんどいことを抱えている方たち、
あるいは大学院生や大学の学生さんたちに関わる時にも、
それぞれの人たちなりに学んだり、人生を進んでいこうとする中に、
その人らしさがあって、
まずはそれを大切に受け止めていきたいです。
その人がしている体験を、自分の中でイメージして寄り添いながら、
その人が、より伸びやかに咲けるといいなあ、と思っています。

Mei-Rei
Mei-Rei

あ…、さっきお話していた、バウムテストの木の眺めかたが、
何となく分かった気がします。

メイ・レイのこと

Mei-Rei
Mei-Rei

一つ、私のことなんですけど、聞いていいですか?

奥田亮
奥田亮先生

どうぞ。

Mei-Rei
Mei-Rei

「その人らしさ」を大切にする、って話ですけど、
わたしの「私らしさ」って、何ですか?

奥田亮
奥田亮先生

メイ・レイさんの「私らしさ」?

Mei-Rei
Mei-Rei

はい。
何か最近、ずっと考えてて、
私って何なんだろうって。
ショウインのリンショウシンリガクセンコウの
イメージキャラクターとして、
成長しよう、頑張ろうって、思うんだけど、
何か空回りしてる気がするし、
結局ずっとアオムシのまんまで、
いつまでたっても、蝶になれないじゃないですか!

奥田亮
奥田亮先生

おー、えらいまた、本質的な問いを発しますね。
今日、色々考え込んでいたのは、それでかな?
そうですね…。心の中の「イメージ」は、
そのイメージ自体に自律性や展開していく可能性が含まれているものです。

Mei-Rei
Mei-Rei

…はい。

奥田亮
奥田亮先生

だから、メイ・レイさんが、ちゃんと耳を澄ませて
自分のイメージを味わえば、きっとそのイメージが動き出します。

Mei-Rei
Mei-Rei

…私がしっかり自分自身に耳を澄ませて、それを聴きとっていれば、
私は変わるかも知れないですか?
そうやっていれば、わたしは私として、いつか殻を破れるのかな。

奥田亮
奥田亮先生

そうね。
もう半分、破ってる気もしますけど。

Mei-Rei
Mei-Rei

…ん。見えてきた、気がする。
そう思ったら、おなかが減ってきたぞ。
奥田先生、今日はありがとうございました!
先生も、私を見守ってくださいね!

奥田亮
奥田亮先生

専攻の大事なマスコットキャラクターですからね、
約束しますよ。

Mei-Rei
(Mei-Rei)

今回のキーワードは、「イメージ」と「その人らしさ」でした。
私の相談もしちゃったけど、奥田先生は、とても真剣に考えて
答えてくださいました。
私の中にある「私らしさ」を、しっかりと眼差してくれていた
気がします。
その人の個性を大切にして、一緒に考えてくれる先生がいる、それが樟蔭です!