園長挨拶/教育理念

園長挨拶

写真:園長 門 正博

大阪樟蔭女子大学附属幼稚園長

門 正博

 子どもたちは、まず家庭の中でご家族の愛情を一身に浴びて育っていきます。しかし、この子どもたちも、将来は社会を形成する一員として参加しなければなりません。この社会に出るための最初のステップのところに幼稚園があります。そして、この幼稚園で過ごす時期は、社会で「生きる力」の基礎を育成する時期となります。そのことを本園では、「根っこを育てる」という言葉で表しています。何ごとにも、基礎・基本となることは大切で、それがしっかりとできていれば、後に大きく育つことができます。大きなしっかりとした根をはることが、まず重要なことだと考えています。

 そのためには、教師や友達、保護者との信頼関係など安定した人間関係ができていないといけません。また、子どもたちの自発的な活動としての「遊び」が、ゆったりとした時間の中で、しかも子どもたちの興味や関心を促してその時期にふさわしいものとして展開されていくことが大切です。そのための環境が計画的に構成されている必要があります。

 これまで、園庭を芝生化し、園児の健康な身体つくりに力を入れてきました。また、園内の畑で栽培した野菜を収穫し調理する体験を通して、土に触れることや植物の成長を観察すること、食に興味を持たせることなどの取り組みをしてきました。さらに、お楽しみ会などでは、子どもたちの発想を大切に、みんなで考えた創作劇を発表してきました。こういった様々な取り組みをさらに進めてまいりますが、もっとも重要なことは、日々の小さなやりとりの積み重ねにこそあります。保育室の中や園庭で日々繰り返される日常が子どもたちを育て、やがて自ら歩めるようになっていくと信じています。

写真:樟蔭の子どもたち01

 植物は、太い根だけでなく何本もの細い側根をのばしています。本園では、大学附属幼稚園としての特徴を生かし、「Kids English」、「絵画教室」、「実験・工作教室」などを展開しています。このような多様な活動を通して、様々な可能性の根が子どもたちの中で育ち、いつの日かそれが芽を出して花開くことを期待しています。

写真:樟蔭の子どもたち02

教育理念

学校法人樟蔭学園のもと、昭和26年の開園以来長い伝統を誇る当園は、大学児童学科の附属研究教育施設として充実した幼児教育を実践するとともに、より良い教育を目指し、研究・実習の進歩・向上に努めています。
のびやかな個性の育成と「知・情・意」を基本に、活き活きとした生活の中から真の知性を高め、豊かな情操、思いやりの心、創造性や自主性を育て、健全な人間形成の基礎を培うことが、私たちの保育目標です。

樟蔭学園の理念
写真:樟蔭の子どもたち03