本分科会では、これまで実践してきた絵本を題材にした親子体験型ワークショップの取組紹介と学生による感想や今後の課題等の実践報告、さらに親と子の心をつなぐ手がかりとなる手作り絵本の紹介を交えながら、親子でふれあえる手遊び、野菜スタンプや紙皿を使った2種類の絵本制作を実際に会場で体験して頂いた。
会場の空気が最初は緊張に包まれていて、固い感じで発表してしまいましたが、参加者の方々が優しい笑顔で見守って下さったり温かい反応のおかげで、楽しくのびのびと発表することができました。日頃、子育て支援に携わっておられる支援者の方々とお話をする機会が、これまでにほとんどありませんでしたが、この度多くの方々から普段どのような子育て支援を実践されているのかを伺う事で勉強になり、心に残るとても充実した時間を過ごすことができました。参加してくださった方々が行っておられる子育て支援に、今後参加してみたいと思いました。
「今子育てと同時に教育関係に就く若い方の人育てがとても重要だと感じています。児童学科だけでなく他学科の方も、子育て、親育ての実際の場に応じた『生きた学習』に取り組まれていることを知りうれしく思いました。このような若い方の力がこれから必要です。」「一緒に作る楽しさを再認識できました。親子で何かを作る楽しさを知らせたい。また、子ども達にも作る楽しさをどんどん知らせたいと思いました。」等々たくさんの暖かいご意見やご感想を頂いた。
今回制作体験を行っている中で、参加者の方々から様々なアイディアや提案を頂き、また参加者同士や学生を交えての意見交換や情報交換を活発に行う姿が多く見受けられ、新たな「つながり」への発展を非常に嬉しく思っております。今後大学と地域がつながり、これからの地域に根ざした子育て支援を一緒に考えていくきっかけとなる大変有意義な交流の場となりました。
参加者統計
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