公開講座等(小阪キャンパス)

2011年2月26日(土)

【公開講演会】大学院 人間科学研究科 人間栄養学専攻
「病気と遺伝子−オーダーメイド医療への変革」が開催されました。

 今年で5回目となる大学院公開講演会は、大阪府立成人病センター総長の堀正二(ほり まさつぐ)先生をお招きして、病気と遺伝子の関わりについてご講演いただきました。
 講演では、遺伝子は人体の置かれた条件によって日々変わることや、病気の発生には遺伝子が関わっており、それらを解析することで個人の遺伝子特性に合わせたオーダーメイドの病気予防・治療が可能という非常に興味深いお話を聞かせていただきました。
 最先端医学の難しい内容を、豊富な知識と経験をもとに、とても分かりやすい言葉で解説いただき、受講生からは満足の声が多数寄せられました。

参加者の声:
・近い将来、オーダーメイド医療はもっと一般的になると思いました。個々の遺伝子を調べることで、栄養教育の現場も変わるのではないかと思いました。
・日進月歩の医療、約半世紀前の学生時代に習ったことは全く遠いこと。遺伝子について気になっていたので知らない事を知れてよかった。遺伝子と遺伝病が違うとわかっただけでもよかった。もっともっと知りたい。
・遺伝子という人間の基本の部分から病気をみるという、新しい考え方にとても興味を持ちました。授業では決して学ぶことが出来ないことだと思うので、とても勉強になりました。
・遺伝子について少し理解ができました。病気との関わりも少し理解できました。堀先生の温和なお顔とお話ぶりにだんだんと魅力を感じてまいりました。
・病気予防・治療においてお医者様とのかかわり方の参考になりました。わかりやすく話していただき有難うございました。

参加人数:114人(一般:31名、学生ほか:83名)
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講座内容

遺伝子の異常によって病気は発症します。先天性疾患のみならず、がんも高血圧も心筋梗塞も遺伝子が関係しています。遺伝子異常がなくても、遺伝子多型は誰にでも存在し、病気になりやすい体質や薬の効き方を決定します。遺伝子多型は、病気のみならず個性を決定する因子でもあり、皮膚の色や顔の形や性格も遺伝子多型で決まる場合が多いのです。
 遺伝子は、すべての細胞の核に同じ遺伝子が収納されていますが、遺伝子の活動は、細胞によって異なり、生体の置かれた状態によって変化するため、遺伝子(ゲノム)はダイナミックです。近年、医療にも遺伝子の異常や多型が利用されるようになり、患者個人に適した治療がなされるようになってきました。どのようにしてオーダーメイド医療がなされるかご紹介します。

第5回大学院講演会ちらし.pdf第5回大学院講演会ちらし.pdf(1.24 MB)

講師

堀 正二(大阪府立成人病センター総長)

詳細

受講料  :1,000円 (生徒・学生は、学生証提示で無料)
定  員   :200名 
対  象  :一般(高校生以上) 
日  時  :平成23年2月26日(土) 14:30〜16:30 
場  所  :大阪樟蔭女子大学 小阪キャンパス 
アクセス方法  :近鉄奈良線 河内小阪駅 下車 西へ300m(徒歩すぐ)
 ※駐車場はございませんので、お車でのお越しはご遠慮下さい 
交通・アクセス

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          C「大学院 第5回公開講演会」 参加希望

 <申込先> 〒577−8550 東大阪市菱屋西4−2−26 
         大阪樟蔭女子大学 健康栄養学科事務センター
         TEL・FAX 06−6723−8135

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