今年で5回目となる大学院公開講演会は、大阪府立成人病センター総長の堀正二(ほり まさつぐ)先生をお招きして、病気と遺伝子の関わりについてご講演いただきました。 講演では、遺伝子は人体の置かれた条件によって日々変わることや、病気の発生には遺伝子が関わっており、それらを解析することで個人の遺伝子特性に合わせたオーダーメイドの病気予防・治療が可能という非常に興味深いお話を聞かせていただきました。 最先端医学の難しい内容を、豊富な知識と経験をもとに、とても分かりやすい言葉で解説いただき、受講生からは満足の声が多数寄せられました。
遺伝子の異常によって病気は発症します。先天性疾患のみならず、がんも高血圧も心筋梗塞も遺伝子が関係しています。遺伝子異常がなくても、遺伝子多型は誰にでも存在し、病気になりやすい体質や薬の効き方を決定します。遺伝子多型は、病気のみならず個性を決定する因子でもあり、皮膚の色や顔の形や性格も遺伝子多型で決まる場合が多いのです。 遺伝子は、すべての細胞の核に同じ遺伝子が収納されていますが、遺伝子の活動は、細胞によって異なり、生体の置かれた状態によって変化するため、遺伝子(ゲノム)はダイナミックです。近年、医療にも遺伝子の異常や多型が利用されるようになり、患者個人に適した治療がなされるようになってきました。どのようにしてオーダーメイド医療がなされるかご紹介します。
ハガキまたはFAXからもお申込みいただけます。 下記の必要事項をご記入の上、ご送付ください。
<必要事項> @住所 A氏名(ふりがな) B電話番号 C「大学院 第5回公開講演会」 参加希望 <申込先> 〒577−8550 東大阪市菱屋西4−2−26 大阪樟蔭女子大学 健康栄養学科事務センター TEL・FAX 06−6723−8135