この4月より新しく園長として務めることになりました野口幸一と申します。門前園長が築いてこられた伝統を継承しながら、より素晴らしい園となりますよう努めてまいりたいと考えております。どうぞよろしくお願い申し上げます。
子どもたちは、まず家庭の中でご家族の愛情を一身に浴びて育っていきます。しかし、その子どもたちも、将来は社会を形成する一員として参加しなければなりません。この社会に出るための最初のステップのところにあるのが幼稚園です。そして、幼稚園で過ごす時期は、社会で「生きる力」の基礎を育成する時期となります。そのことを本園では「根っこを育てる」という言葉で表しています。何ごとにも、基礎・基本が大切であり、それがしっかりとできていれば、後に大きく育つことができます。大きなしっかりとした根を張ることが、きれいな花を咲かせ、大きな実を結ぶものだと信じています。
そのためには、教師や友達、保護者との信頼関係など安定した人間関係ができていないといけません。また、子どもたちの自発的な活動としての「遊び」が、ゆったりとした時間の中で、しかも子どもたちの興味や関心を促し、その時期にふさわしいものとして展開されていくことが大切です。そのための環境が計画的に構成されている必要があります。
これまで、園庭を芝生化し、園児の健康な身体つくりに力を入れてきました。また、園内の畑で栽培した野菜を収穫し調理する体験を通して、土に触れることや植物の成長を観察すること、食に興味を持たせることなどの取組みをしてきました。さらに、お楽しみ会などでは、子どもたちの発想を大切にし、みんなで考えた創作劇を発表してきました。こういった様々な取組みはさらに進めてまいりますが、もっとも重要なことは、日々の小さなやりとりの積み重ねにこそあります。保育室の中や園庭で日々繰り返される日常が子どもたちを育て、やがて自ら歩めるようになっていくと考えています。
本園では、大学附属幼稚園としての特徴を生かし、「Shoin Kids English」「プログラミング」「美術造形」などを展開しています。このような多様な活動も含め、日々の教育活動を通して、子どもたちが潜在的な能力を開花され、将来、有為な人材となられますことを期待しております。
まだまだ至らぬ点もあるかと存じますが、皆様のお力添えをいただきながら、子どもたちの笑顔あふれる園づくりに教職員一同で力を合わせてまいります。また、保護者の皆様にとっても、安心してお子様を預けていただける園であるよう全力で取り組んでまいります。
今後ともご理解とご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。