ここ数十年の間におけるファッションを含む外見と社会の関係の変化は著しいものがあります。メイクアップやヘアデザインに絞ってみても男女の境界はもちろん、大人子供の境界、あるいは従来の日本人らしさという枠(境界)さえ、もはやあいまいになっています。 このような、グローバル化、世界平準化が進んでいる時代に、かつて広くファッションに存在した境界を確認し、そのあり方を考えるために、第1回目として「装いにおけるボーダーレス化と現代社会」をテーマに設定し、過去20年ほどの顔や化粧や髪色に対する変化の話をきっかけとして、国際服飾学会の会員より、それぞれの専門分野から見てボーダーとの関わりを紹介し、これからのあり方について参加者の方々と一緒に考えてみたいと思います。会員非会員に係わらず、参加可能です。ぜひお誘い合わせて、お出かけくださいますよう、お待ち申し上げております。
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