公開講座等(関屋キャンパス)

2010年7月31日(土)

当講座は終了いたしました。

日時

平成22年7月31日(土)、8月7日 (土) [全2回講座]
各14:00〜16:00

場所

大阪樟蔭樟蔭女子大学 関屋キャンパス

短期大学部キャリアデザイン学科「夏の公開講座」
『宇宙の年齢を求める〜ハッブルの法則〜』が開講されました。

ハッブルによる「宇宙の膨張」の発見から80年、現在では、その始まりが137億年前であることが広く知られている。この講座では、この「137億年」の導出を追体験してもらった。

直接手に取ってみることのできない天体に関しては、その発する光(電磁波)が唯一の手がかりである。まず、簡易分光器を組み立て、光のスペクトル、特に太陽スペクトルの黒い線を観察してもらった。この「線」は、その位置(色=波長)や強さによって対象の物理的状態を推察できる大切な情報である。また蛍光灯を見ると、今度は輝く線が何本か見える。これも、その位置や強さによって蛍光管に詰められている気体の種類や濃度などを推定できる。

続いて、実際の銀河のスペクトル写真から、「線」の位置を専用のソフトで測定してもらった。本来見られる位置からのズレをドップラー効果によるものと解釈して計算し、銀河の運動速度が求められる。これと、別途求められている銀河までの距離とを組み合わせて、ハッブルが発見した「宇宙の膨張」が、今回のデータによって再発見された。速さと時間と距離の関係をもとに、膨張の開始時期が計算され、ほぼ130〜150億年の値が得られた。

概要

この宇宙は、137億年前に大爆発(ビッグ・バン)によって始まり、現在も膨張を続けているといわれています。どのようにしてわかったのでしょうか。その一端をのぞいてみましょう。

【第1回講座】「太陽光スペクトルである虹から太陽の情報をひきだそう」
宇宙を探るには、主に光(電磁波)を用います。光を色(スペクトル)に分けて調べます。空にかかる虹は、太陽光のスペクトルです。簡単な分光器を作り、光のスペクトルを観察します。スペクトルには光を出している物体の情報がたくさん詰まっています。ですから、虹を詳しく調べると太陽のことがいろいろとわかります。

【第2回講座】「宇宙は何歳!?年齢を計算してみよう」
銀河からのスペクトルを調べると、銀河は互いに遠ざかっていること(膨張)がわかります。実際に天文学者が扱うデータを専用のソフトで解析して、この特徴を数量的に求めてみましょう。得られた数値を、エクセルを使って解析します。これにより宇宙の年齢が計算できます。あなたの計算では、宇宙の年齢は何歳でしょうか。
パンフレットパンフレット(827.38 KB)

講師

門 正博 氏 大阪樟蔭女子大学短期大学部教授
(専門分野:情報処理、宇宙物理学)

詳細

対象 : 一般及び教職員、学生
定員 : 40名
材料費 : 1人500円 [当日受付にて徴収させていただきます]
参加者持参物 : のり、はさみ、カッター、セロテープ、長めの定規
申込 : 本学ホームページまたはFAX 、e-mailにてお申込みください。
      住所、氏名(フリガナ)、電話・FAX番号、e-mailアドレス(お持ちの方)と参加講座名を明記してください。
      なお受講許可証等はお送りしませんので当日会場へお越しください。
         ※下記フォームからお申し込み頂く場合、キッズルーム利用選択箇所を必ず「いいえ」にチェックをしてください。
           チェックがないとエラーがでてしまいますので、お気をつけください。

締切 : 7月26日(月)
主催 : 大阪樟蔭女子大学短期大学部
共催 : 関屋キャンパス学術研究会
後援 : 香芝市・香芝市教育委員会・奈良県教育委員会

アクセス

お問合せ

講座のお問合せは、下記学術振興課までお願いいたします。

        大阪樟蔭女子大学学術振興課(関屋キャンパス)    
    〒639-0298 香芝市関屋958    
    TEL 0745-71-3168  FAX 0745-71-3141    
    e-mail<s-gakujyutsu@osaka-shoin.ac.jp>    
    URL http://www.osaka-shoin.ac.jp

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