公開講座等(関屋キャンパス)

2007年10月20日(土)

当講座は終了いたしました。

【オープンカレッジ文化講座】『子どもの教育を考える』 『コミュニケーションと教育』が開催されました。




【講座概要】

 本講座では、乳幼児期のコミュニケーションに注目し、その発達の過程において大人と子どもが何をどのように共有していくことができるのかについて実証研究をふまえながら話を進めた。乳児期のコミュニケーションの発達の証明として、Adamson(1996)による4つのステージをとりあげ、子と大人の対面的な注意やメッセージの共有から対象を介した注意やメッセージ共有へと変化していくことを述べた。



さらにこれらのマイクロレベルのやりとりを取り巻く大きな枠組みとして文化があり、大人と子どもによるコミュニケーションには文化に根ざした教育的な意味合いがふくまれることが示された。一方、教育的な視点でコミュニケーションを考えていく際に、子どもの持つ個性に注目する重要性について、4ヶ月児を対象としたブックスタート調査の結果から示唆される内容について報告を行った。

日時

平成191020(土) 10301200

講師

辻弘美氏 人間科学部心理学科准教授

講演内容

『コミュニケーションと教育』では人と人とのコミュニケーションについてのお話をします。これは、香芝市のブックスタート事業をとおして観察した250余名の生後4ヶ月児とお母さんたちが教えてくれた、データに基づくお話です。
 ヒトの乳児は、かなり早い時期から他者とのコミュニケーションに必要な潜在的能力を持っています。このような優れた能力を目の当たりにできるのは、最近の脳科学や発達心理学の実験室だけにとどまりません。よくみてみると、日常においても子どものそんな能力を観察することが可能です。親子のコミュニケーションのきっかけに絵本がなれば・・・そんな思いがこめられ奨められているブックスタートの場で、私たち調査グループがとらえた乳児期のコミュニケーションの一面を紹介します。
 生後4ヶ月の乳児はどのように絵本に反応するのでしょうか。また反応の仕方には個性があるのでしょうか。乳児期のコミュニケーションを始点とし、乳児期そして児童期へと、発達的時間軸に沿ってコミュニケーションのありかたについて一緒に考えていきます。

詳細

対 象    : 一般成人及び学生
定 員    : なし
参 加    : 無料
申 込    : ハガキまたはFAXe-mailにてお申込みください。
         本学ホームページでも申込みが可能です。
         住所、氏名(フリガナ)、電話番号と申し込まれる講座日を明記してください
         なお受講許可証等はお送りしませんので当日会場へお越しください。
申込締切   : 平成191019日(金)
キッズルーム : 有り(無料:要申込)〔キッズルーム申込締切:
1016日(火)

主 催    : 大阪樟蔭女子大学人間科学部学術研究会
共 催    : 香芝市教育委員会・大阪樟蔭女子大学子ども研究所



交通アクセス

オープンカレッジ文化講座のお問い合わせについて

オープンカレッジ文化講座のお問い合わせは、下記学術振興課までお願いいたします。

 大阪樟蔭女子大学
学術振興課(関屋キャンパス)
 〒639-0298 香芝市関屋958
 TEL 0745-71-3168  FAX 0745-71-3141
 e-mails-gakujyutsu@osaka-shoin.ac.jp
 URL http://www.osaka-shoin.ac.jp


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