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【オープンカレッジ文化講座】『子どもの教育を考える』 『親子関係と教育関係』を開催しました。
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【講座概要】 近年、親子間の陰惨な事件が続発し、また「良い子が危ない」という言葉に象徴されるような未成年者による凶悪事件が繰り返し報道されている。その原因を考えるとき、確かな相互の愛情によって結ばれているはずの親子関係の歪みや捩れをあげることができるのではないか?親子が子どもの躾や教育を過剰に意識するあまり、子どもの本当の思いや願いに気づくことなく、一方的に親が望む「良い子」を押し付けてしまい、子どもを傷つけていることが少なからず起こっている。 スイスの思想家アリス・ミラーは、幼児の「見捨てられ不安」を巧みに操作して、親が望む「良い子」(子ども自身が望んだ「良い子」でない場合には「偽りの自己」と称される。)を押し付けることは、「教育という名の犯罪である」という極端な主張を展開している。 しかし、すべての教育に問題があるとはいえない。最終的には、子どもの自律と独立を援助するための「しつけ糸としての教育」は必要不可欠である。そのためにも、教育者と被教育者の間で確保されるべき適切な距離が重要になるであろう。
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