公開講座等(関屋キャンパス)

2009年9月1日(火)

当講座は終了いたしました。

日時

9月1日(火)〜3日(木)の3日間
・10時-14時(昼の休憩1時間) 最終日は14時30分終了

(スケジュール)
9月1日(火)午前の部(10時-12時)、休憩(12時-13時)、午後の部(13時-14時)
9月2日(水)午前の部(10時-12時)、休憩(12時-13時)、午後の部(13時-14時)
9月3日(木)午前の部(10時-12時)、休憩(12時-13時)、午後の部(13時-14時)

場所

大阪樟蔭女子大学 関屋キャンパス

講座報告

9月1日(火)

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子育て支援心理学母親の心理学若い世代とのコミュニケーションを考える

子育て支援心理学では、母親の心理学について考えました。特に、支援者が若い世代とのコミュニケーションをどのようにコミュニケートするのかについて、母親の心理を中心に参加者の皆さんと一緒に考えました。講座の内容は、年代別の母親の特徴と、育児不安と母親の性格に焦点をあて、各世代の母親の時代背景(各世代の母親が生きた時代、各世代で起きた出来事、相反する価値観をもった世代)を学びました。そのうえで、育児不安と母親の自我(バランスを持った自我メタ認知の重要性)がどのようになっているのかを支援者と考えるとともに、夫婦間の心理学、カウンセリングマインドについて理解しました。


A子育て保育学:言葉の意味から考える支援者の役割
 
 
幼稚園と保育所、保育園と保育所、保育と教育など、誰もが知っていて日常的によく使われている言葉ですが、その言葉のもつ意味については、あいまいで正しく理解されていないことが多いように思います。まずは基本的な保育用語を手がかりに、現代社会の保育の状況について学びました。
子育て支援者は子どもの成長発達に様々な側面からかかわっています。子育て支援活動は子どもを育てるだけではなく、子育て支援者自身の成長にもつながっています。生涯学習の観点から、子育て支援について学びました。

 B海外子育て支援学:海外の最新子育て支援から学ぶ 
海外では、多くの国で優れた子育て支援施策や活動を展開しています。そこで、本講座では、福祉国家として名高いスウェーデン、フランス、ニュージーランドを取り上げ、それぞれの国の背景やこれまでの歩みを報告するとともに、各国の子育て支援施策やユニークな活動・動向を概観しました。また、日本国内においても手厚い子育て支援活動を先進的に、独自に展開してきた長野県下條村を取り上げました。これらを踏まえた上で、これからの日本の子育て支援のあり方に迫りました。

 

9月2日(水)

C奈良県の子育て支援:「みんなで考えよう!奈良県の子育て支援」
〜なら子育て応援プラン策定タウンミーティング〜 奈良県における少子化の状況、独身者・夫婦を対象とした20年度少子化実態調査から見た奈良県特有の要因、ストップ少子化に対する奈良県の取組、なら子育て応援プラン後期行動計画の策定等について報告の後、へぐりCO育てネットなら代表赤松氏、労働局雇用均等室長木村氏、県少子化対策室後藤氏、大阪樟蔭女子大学比留間准教授によるパネルディスカッションを行い、それぞれの立場からこれから必要な子育て支援について考えました。 

D親子遊びのためのスキルアップ講座A:工作あそび  
子どもの発達を促す遊びの中で、描いたり作ったりする活動について、実際に制作しながら、子どもの制作遊びの意義や指導のポイントについて学びました。自分で描いたり作ったりすることで、まず制作活動の楽しさを実感してもらえるようにしました。 遊びや活動そのものの意味とともに、親子で遊ぶことが、子どもの心と身体の成長発達にどのような意義があるのかについて学習しました。さらに制作活動の際の材料用具の準備や援助のポイントなどについて学びました。
講座風景
講座状況 9月3日(木)

E親子遊びのためのスキルアップ講座〜歌遊び・手遊び〜 子育て支援活動の中で不可欠な「歌遊び」「手遊び」を、参加者が実際に体験することを通して学びました。まず参加者自身が表現する楽しさを味わえるよう、和気あいあいとした雰囲気の中で講座が始まり、「歌遊び・手遊び」を通して、皆さんの顔が自然とより笑顔になり、その楽しさを十分体感して頂けたように感じました。同時に、親子で楽しむためのちょっとした工夫や配慮、対象年齢や人数など様々な場面に対応できるような援助のあり方についても学びました。

F親子遊びのためのスキルアップ講座C:身体を使った遊び親子対象から集団まで 
一緒に身体を動かすと心が近づき、スキンシップによって情緒面が育まれます。そこで、親子遊びから生まれるスキンシップやコミュニケーションの促進がより期待される、親子のふれあい遊びや集団で盛り上がるゲーム遊び、また、家ではなかなかできないような子育て広場での活動に適したダイナミックに身体を動かす遊び等を取り上げ、実際に参加者の方々と実践しながら展開していきました。座学の講座とはまた違った、別の活き活きとした表情が多く見受けられ、積極的にとても意欲的に取り組む姿が印象的でした。

G子育て支援演習  学びを実践に活かすためにこの講座で学んだ知識やスキルを現場で活かす方法を、参加者みんなで考えました。実践に役立つ「支援計画」の立て方を学び、スキルアップ講座で行った活動を実践しようとするとき、「ねらい」「活動準備」「活動の配慮・留意点」はいかにあるべきかについて、グループに分かれて考えました。各グループから大変活発な意見が出され、一つの活動を実践するには、本当に多くの準備や配慮が必要であり、支援者としてそれを考えていくことが重要であるという共通認識となりました。

 

 

 

講座状況

お問合せ

子育てカレッジのお問い合わせは、下記子育て支援開発センターまでお願いいたします。

 大阪樟蔭女子大学 子育て支援開発センター(関屋キャンパス)
 〒639-0298 香芝市関屋958
 TEL 0745-71-3172  FAX 0745-71-3164
 e-mail<s-gakujyutsu@osaka-shoin.ac.jp
 URL http://www.osaka-shoin.ac.jp

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