大阪樟蔭女子大学

本ワークショップは、関屋キャンパスで教育・研究に従事する専任教員が、 最新の研究成果を学内の教職員・学生に開示すると同時に、 広く学外の方々と知的交流の場をもつことを目的に企画されたものです。
第1回ワークショップには、春季休暇中、かつ午後5時30分開始にもかかわらず、 関屋キャンパスの教職員のみならず、本学部学生及び学外から多数の参加者を得ることができたこと、 かつ学外参加者が積極的に質疑に加わって下さったことは、私たちには、とても大きな励みになりました。

当日の報告者と報告要旨は右記のとおりです。



「大 阪樟蔭女子大学人間科学部・短期大学部ってどんなところ?どんなことが学べるの?」と思っている中高生の皆さん、現在を生きる私達にとって最も切実な問題 のひとつ「ひとと社会のあり方」に関心をお持ちの皆さん、情報満載の私たちのホームページを、これからも是非ご覧下さい!そしてイヴェントにも是非ご参加 下さい!!今後はキッズ・ルームも設置いたしますので、子育て真っ最中のお父様・お母様も、是非是非ご利用下さい!!!大阪樟蔭女子大学人間科学部・短期 大学部は、学内・学外を問わず「開かれた大学」をめざしています。


 
講師 石川 義之(いしかわ よしゆき)
応用社会学科教授 〔専門分野:臨床社会学〕
性的虐待の最高のトラウマ形態たるインセスト(近親姦)的虐待−実父をはじめとする親族による子どもに対する性的虐待−について、実態調査から得られた知見を踏まえて報告する。報告内容は以下のとおりである。

1.アンケートに表れたインセスト的虐待の諸事例
2.インセスト的虐待の定義
3.インセスト的虐待の普及率
4.インセスト的虐待の影響
5.インセスト的虐待の要因・条件と対応
 

講師 川上 正浩 (かわかみ まさひろ)
心理学科講師 〔専門分野:認知心理学〕
発 表者はヒトの言語情報処理、特に単語の処理過程を研究している。視覚的に呈示される単語は、他の単語と似ていたり似ていなかったりするが、視覚的、形態的 に類似している単語(たとえばライスとアイス)は類似語と呼ばれている。こうした類似語の存在が単語処理過程に及ぼす影響を検討するためには、単語間の形 態的類似性を定義することが必要となる。本発表ではこのために実施されたカタカナ文字間の形態的類似性調査の結果を中心に報告を行う。
 

講師 佐橋 由美 (さはし ゆみ)
教養教育助教授 〔専門分野:余暇行動学〕
中 年既婚女性を対象とした調査データをもとに、日常生活において展開される余暇活動の実態とそれへの取り組み方・向き合い方が個人の生活全般の質向上にどの ように関わっていくことになるのかを検討していく。中年期以降、役割行動が縮小していくにつれ、自己実現の場、アイデンティティーのよりどころは、プライ ベートな生活領域、すなわち余暇生活へと回帰していくことが知られている。このような年代にある人にとっての適応的な、好ましい生活スタイルについて、イ メージを提示できればと考えている。


 
     

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