大阪樟蔭女子大学

オープンカレッジ子供と育ち
現 代は、「ストレス社会」とも言われています。職場や学校、家庭で、あるいは好きで入ったはずのサークル活動や共鳴して参加したはずのボランティア活動にお いてさえ、ストレスを感じている人は多いのではないでしょうか。他の人にはさしたる問題でないことが、「どうして私には、こんなにもストレスに感じられる のだろう」と悩んでいる方もいらっしゃるかもしれません。私たちは何故ストレスを感じるのか、ストレスにどのように対処すればいいのかを、ともに考えてみ たいと企画したのが、本公開講座です。

佐久田祐子さん
  「現代人とストレス」
現 代社会を生きるわたしたちが、ストレスとは無縁の生活を送ることはほとんど不可能です。多様化しているストレス源をうまく処理しつつ、それらと共存してい く必要があるのです。しかし、「どうすればストレスは解消されるのか」に対する答えは一つではありません。なぜなら個人差があるからです。そこで今回は、 ストレス反応を左右する要因の1つ、「コーピング」(ストレス源に対する認知的な対処努力)についてお話しさせていただきました。また、情動的、身体的、 認知的な面でどのような変化が生じた場合に、それが危険な兆候であるのかを知っていただくため、ストレスチェックを実施しました。


山崎晃夫さん
  「音楽と癒し」
講 演では、音楽が私たちの余暇活動において重要な位置を占めていることを示した後、音楽による癒しについて、音楽行動が人間の感情や精神状態に及ぼす影響と いう視点から考えました。まず、音楽を演奏するという行動として混声合唱を取り上げ、その活動が気分にポジティブな変化をもたらすこと、またそうした変化 には合唱の全体的なハーモニーが関わっていることを示しました。次に、音楽を聴くことが私たちの気分に確かに影響すること、その際に、明るい曲、鎮静的な 曲といった曲のもつ性格も大事であるが、その曲が好きかどうかという聴く側の要因も大切であることをお話しました。

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