音楽と子どもの心の発達について考える
西洋音楽とは違う世界の様々な音楽に触れる意義の一つとして、私たちが無意識のうちに抱いている「音楽とはこんなもの」という思い込みを壊し、音楽がも つ多様性を体感できるということがあります。それは、世界の文化の多様性に目を向けることにもつながるでしょう。世界の音楽に触れることのもう一つの意義 は、音楽へのまなざしが新たなものになることで、自分が慣れ親しんだ音楽に新たな可能性を見出す契機が生まれることです。この公開講座では、インドネシア の民族音楽であるガムラン音楽の実演をまじえながら、音楽について、特に子どもの発達との関わりで考えていきたいと考えています。
始めにガムラン音楽をお聴きいただきながら、「音楽外文脈との呼応」「即興性」「演奏内コミュニケーション」といったガムラン音楽の特徴について説明い たします。続いて、ガムラン音楽に顕著に見られるこうした特徴は、西洋クラシック音楽では見えにくくなってはいるものの、本来は多くの音楽に含まれている ものであることを指摘します。
主催:人間科学部学術研究会
後援:奈良県教育委員会
平成18年8月5日(土)
14:00〜16:00
大阪樟蔭女子大学 関屋キャンパス
大阪樟蔭女子大学関屋キャンパス教務課
〒639-0298 香芝市関屋958
TEL 0745-71-3153
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午前8時の時点で、大阪府または奈良県北部に警報(暴風・大雨・洪水)が発令されている場合は、公開講演会を中止させていただきます。
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