大阪樟蔭女子大学

平成18年度オープンカレッジ文化講座
西井典子
2006年10月28日 10時〜12時30分
 
「つながり」を大切にした子育て支援をめざして
様 々な子育て支援の方法がある中で、最も今必要とされているのは、人と人との「つながり」を創ることである。地域で孤立した子育てが困難であることはもちろ ん、親子を支援する側の専門職であっても、他者の協力無しには目的を達成することができない。「つながり」支え合う環境の中でこそ、支援する側もされる側 も本来の力を発揮することができるのである。
本講座では、このような、人が互いに支え合いながら成長していく姿を事例を通して見ながら、地域の中で「つながり」を広げ、根付かせていくポイントについて考えていく。
木村多佳子
2006年11月4日 10時〜12時30分
 
医療と福祉〜医療ソーシャルワーカーとしての関わり〜
「ひとの暮らし」というものを考えると、誰もが思わぬところで医療サービスや福祉サービスの受け手となるも のです。そのような時、療養中の様々な生活問題に関わり、その解決について一緒に考える「医療ソーシャルワーカー」という仕事がありますが、実際にどのよ うなサポートを行なうのかまだまだ広く知られていません。
今回は「医療ソーシャルワーカー」が関わる様々な生活問題を知って頂き、皆さんの実生活に役立ててもらえるような知識についてお話したいと思います。
小土井直美
2006年11月11日 10時〜12時30分
 
精神科医療を必要とするとき〜特に児童・青年期において〜
従 来わが国においては、こころの問題は多分に個人的問題であり、自分で解決し乗り越えていくべき問題とされる傾向がありました。そして、重篤な精神の変調を きたした場合には、しばしば深刻な偏見の目にさらされてきました。そのような中で営まれてきた精神科医療には未整備の領域が多く残されています。それで も、ここ10年くらい前から「心のケア」が重視されるようになり、少し精神科的援助を求めることへの抵抗感は減ってきました。しかし、子どものこころの問 題には早期に介入することが大切であるにも関わらず、まだまだ専門家が少なく、小児科の医師がホームドクター的立場から関わっていることが多いように思い ます。このようなことをふまえて、日ごろなじみのない精神科医療の現場ではどんなことがおこなわれているかを概観します。そして、今回は特に心の問題をも つ児童・青年期の子どもたちへの治療的介入、入院医療の現状などを中心に、私の臨床経験を交えてお話したいと思っています。
平井光治
2006年11月18日 10時〜12時30分
 
少年非行を反面教師とした子育て
大 阪府柏原市にある児童養護施設「武田塾」には、経済問題や虐待、放任などの事情で親から離れている2歳から18歳までの子どもたちが暮らしています。私は 武田塾を含めて40年間、子どもたちと向き合い歩んできました。私自身の経験をもとに「親がどうあるべきか、そして問題を抱えた子どもたちといかに接して いくべきか」について、私がふれてきた親像と子どもの関係を通してお話させていただきます。
西友子
2006年11月25日 10時〜12時30分
 
専門家のサポート、みんなにも出来るサポート
最 近、「誰かの力になりたい」と思う方が増えて来ています。そこで、様々な専門家たちが注目をあびるようになりました。しかし、「誰かの力になる」のは、専 門家だけの仕事ではありません。その「誰か」のそばにいる人たちにも出来ることが沢山有ります。そこで、ここでは子供の虐待と精神的に不調な方たちに内容 を絞って、専門家たちのサポートの現状と周囲にいる方々のサポートの仕方について考えてみたいと思います。
主催:人間科学部学術研究会/共催:香芝市教育委員会

 
日程   2006年10月28日(土)〜11月25日(土)
日時   全講座10:30〜12:00
場所   大阪樟蔭女子大学 関屋キャンパス
お問い合わせ先   大阪樟蔭女子大学関屋キャンパス教務課
  〒639-0298 香芝市関屋958
  TEL 0745-71-3153
  FAX 0745-71-3141
場所 午前8時の時点で、大阪府または奈良県北部に警報(暴風・大雨・洪水)が発令されている場合は、文化講座を中止させていただきます。

受講無料

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