大阪樟蔭女子大学

平成20年度 学生提案型インターンシップ報告会
「学生提案型インターンシップ」に参加した学生による発表会が2008年11月15日(土)に開催されました。

学生提案型インターンシップとは・・・

本学は、「総合的人間力を育てるサイクルプロジェクト」の一環として、専攻科目、教養教育科目及びキャリア科目を通して、ジェネリックスキルの4つの力の習得を推し進めており、ジェネリックスキルの実践の場としてインターンシップを位置付けています。

20年度においては、従来型の就業体験型のインターンシップに加えて、以下のような学生提案型インターンシップを導入しました。

この学生提案型インターンシップは衣食住関連の企業5社との産学連携によるもので、市場調査や商品企画など企業のニーズ・課題に対して、学生が、若い消費者の視点、また女性ならではの視点を生かした提案をまとめ上げていきます。
そのプロセスを通して、企業活動の本質や社会で求められる力、能力について学ぶことが目標です。

今回実施した期間は、2008年度5月〜11月の約半年間で、小阪・関屋の両キャンパスから57名の学生が参加いたしました。

平成20年度 学生提案型インターンシップ報告会の写真

学生提案型インターンシップの内容

      企業(参加学生)                      企業側のニーズ・課題
 アパレルメーカー
4回生1名、3回生7名、2回生4名
 〇2ブランドの秋冬物、来春物の商品企画     
 〇アイテム、色、柄について様々な店頭リサーチ
 飲料メーカー
2回生6名
 〇加工乳及び清涼飲料水の商品開発(味、ネーミング、容器、デザイン)
 〇スーパー、コンビニにおけるパッケージデザインを含む販売戦略の立案・学内
  試飲会によるアンケート調査
 化粧品メーカー
3回生5名、2回生7名
 〇「10年後の美容室におけるアロマ商品」の商品企画、マーケティング戦略の立案
 〇企画案について、社内提案発表コンペへの参加
 雑貨卸
3回生3名、2回生11名
 〇20〜30代向け生活雑貨の商品開発(ゴミ箱、エコバック、収納ボックス)
 〇当社指定による雑貨販売店調査(商品構成、客層、店舗イメージなど)
 洋菓子メーカー
3回生3名、2回生10名
 〇クリスマスケーキの商品企画と販売戦略の立案(ディスプレイ、ポスター等)
 〇ブランドイメージに関して、顧客及び従業員向けアンケート調査の実施
平成20年度 学生提案型インターンシップ報告会の写真
アパレルメーカーからは、秋冬者としてすでに市販され、ヒット商品を生み出している他、エコバックなどの雑貨、クリスマスケーキや飲料水の商品化に向けては、現在進行中です。
   最初は、焦点が絞り切れず不安な気持ちが強かった学生も、社会人の方との接点を通して、時間を無駄にしないこと、意志表示をはっきりさせるということの大切さ、商品企画の奥深さと面白さ、コミュニケーションの難しさなどを学ぶことができました。また企業のニーズ、課題に対してチームとして提案をまとめ上げる過程で、一人一人が今何をするべきかを考え、行動に移していくことで、大きく成長していきました。更に、今回学んだことは授業や就職活動にも活かせる「ジェネリックなもの」だという事を気が付いたのも、大きな気づきであったと思われます。今後とも、このようなインターンシップを継続発展させキャリア教育を充実していくことで、学生達の「気づき」を促し、成長を力強く支援していきます。
平成20年度 学生提案型インターンシップ報告会の写真
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