11月16日(日)奈良県かしはら万葉ホールを中心に開催された家族・地域のきずなフォーラム全国大会奈良において、絵本と子育てをテーマに学生企画による『絵本と子育てのワークショップ』を二部構成で行った。 本ワークショップは絵本を題材に、親子で共に楽しむ触れ合い遊びや子育てに役立つ楽しい手作り体験を通して、家族のコミュニケーションを促進させると共に、様々な遊びへと発展させるヒントを盛り込んだ親子体験型ワークショップとして企画された。
第一部の親子のふれあい遊びを目的とした「でこぼこやまのどうぶつえん」は、体を動かして親子で楽しく触れ合う遊びをテーマとしており、子どもたちは創作絵本の物語の中に自分たちもいつの間にか入り込み、個性豊かなでこぼこの動物達とともに、歌を一緒に歌いながら親子で楽しく触れ合える遊びを体験した。参加者の楽しそうな声が会場いっぱいに響き渡り、学生たちの顔は達成感に満ち溢れていた。参加者の中には父親も多く、子どもとのスキンシップや会話を楽しんでいる姿が印象的であった。
第二部の「手作り」をテーマとした「手作りおもちゃ体験&親子で作ろう壁画アート」では、身近にある廃材等を使用し、簡単でかつ楽しめるおもちゃ制作を親子で真剣に取り組む姿が多く見受けられた。壁画アートでは、一家族ごとに手渡した小さなパーツをそれぞれで加えていってもらい、そのパーツが集まったことで一つの作品が完成し、地域のつながりの大切さを目に見える形として改めて再認識できた。
ワークショップ後の振り返りの授業では、本実践を通して得られた参加者の生の姿や声をもとに学生から課題が多数挙がり、地域のニーズに即した子育て支援とは何かについて話し合いを深めた。 学生にとって今回の取り組みは、次の実践へ向けて意欲がさらに高まる貴重な学びの場となった。
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