
【SHOIN子育てカレッジ 絵本を通した子育て支援を考える 報告書】
本学では「絵本」を通した子育て支援について、実際に絵本に触れ、絵本の楽しさ・絵本の持つ力と可能性を体感することで、絵本を通した子育て支援について共に考える機会を設けた。講演者は、去年7月のSHOIN子育てカレッジで大変好評を博した長谷川氏をお招きし、今回は絵本ライブを新たに加え、乳児から大人まで対象年齢の幅を広げてより多くの方々に参加して頂ける環境を設定した。
第一部の講演会では、絵本の読み聞かせ、素話を絵に起こしながらリアルタイムで完成していく絵本づくりの実演、そしてウクレレによる歌の演奏も交えながら展開された。 絵本の読み聞かせでは、幼い子どもでも十分に理解でき楽しめるように前頁へ戻って解説を加えたり、時には絵本の文章を離れ子どもとのやりとりを入れる等、大切なことは読み方やルールにとらわれずに「子どもと一緒に読む(一緒に感じる)ことである」と改めて感じることができた。
絵本づくりの実演では、子どもたちとのユーモア溢れる会話とともに展開されていくため想像力をかきたてられ、その場で出来上がっていくプロセスの面白さを親子で体感することができた。ウクレレの演奏では、「幼稚園のブルース」など長谷川氏が子育てをされた経験を元に、子どもの目線で日常を捉えた歌詞を曲にのせて保護者に届け、会場は笑いの渦に。子育て中の慌ただしく過ぎていく日常生活の中で、忘れがちな「子どもの視点に立って捉えること」「子どもの心に近づくこと」をさりげない形で再認識できたのではないかと感じている。 |