成長のプロセス
知識や理論を得るだけでなく、課題発見解決のためのプロセスを重視。近年注目されている学びの過程を主な科目とともにご紹介します。
2025年4月新設
学芸学部
リベラルアーツ学科
2024.10.29
2024.09.30
2024.03.19
2024.03.04
〝リベラルアーツ〟とは、古代ギリシャ・ローマ時代に起源を発し、「自由7科」(文法、論理学、修辞学、算術、幾何学、天文学、音楽)に由来します。その時代に自由で自立した存在として生きるための技法(学芸)が原点です。本学科では、習得した知識を「何のために」「どのように使うか」を重視し、知識の使い手に必要な〝知恵〟を「リベラルアーツ」と定義します。先行き不透明な時代であり、答えの定まらない課題に満ちた現代だからこそ、課題を多角的な視点でとらえ、試行錯誤しつつも自分なりに答えを見つけ出せる知恵が必要になります。リベラルアーツ学科の領域横断的な学びと、入学直後から始まるPBL(課題解決型学習)科目は、こうした知恵を身につけるための重要な科目です。4年間の学びを通して、課題を発見し解決する力、未来社会を構想・設計する力を身につけましょう。
樟蔭の学びの歴史特定の分野に偏らない、人間や社会、自然に関する基礎的知識と分析のための手法を身につけている。
修得した知識や技術を統合し取り組むべき課題を発見することができる。
発見した課題について、その多様な背景に留意しながら複眼的かつ俯瞰的に観るとともに、身につけた手法を用いて探究することができる。
既存の知識、専門にとらわれず学び続け、修得した知識や技術を活かしながら課題解決に向けた努力ができる。
他者と繋がり、合理的判断、論理的思考だけでは解決困難な課題について協働して取り組むことができる。
1年次 |
様々な観点から課題を読み解くことができるように、幅広い基礎知識を身につける。 PBL科目として実践演習基礎を履修、課題発見、解決のための初歩を学ぶ |
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知への扉 知の技法 科学的方法の理解 実践演習基礎(Human / Society) etc.※入学直後から実践的に学ぶ |
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2・3年次 |
専門に閉じこもることなく、様々な分野を横断的に学習。 同時に、PBL科目を通じて、人間と社会に対する理解をさらに深めていく。 |
心理調査基礎実習 知的生産とクリティカル・シンキング 脳科学とその応用 文化遺産論 行動経済学 データ解析の基礎 他 etc. |
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4年次 |
これまで培ってきた“知恵”を活かし、学びの集大成として実社会の課題に取り組み、 「卒業論文」「卒業研究」を仕上げる。 |
卒業論文 卒業研究 |
大阪樟蔭女子大学の学びは、大学で学ぶための基礎的な知識・技能を身につけるべく幅広い分野を学ぶ「学士課程基幹教育科目」と、所属学科の専門分野の内容を体系的に学ぶ「専攻科目」からなります。
リベラルアーツ学科では、さまざまな視点から主体的に学修を深めていけるよう、 自身の将来像や目標・目的に合わせて科目の組合せを選択することが可能です。
ここでは、参考までにタイプ別に4年間の履修モデルをご紹介します。
※色文字の科目は、各タイプでの特徴的な授業を表しています。
1年次 |
【学士課程基幹教育科目】 樟蔭の窓・アカデミック・スキルズ・Basic English・情報処理基礎・情報と社会・数学とは何か・歴史の読み方・現代社会と生活者の視点・キャリア設計 【専攻科目】 知への扉・知の技法・科学的方法の理解・ 実践演習基礎(Human/Society)・心理学概論・心理学実験・心理学研究法・世界の中の日本・東大阪学・社会とコミュニケーション・プログラミング演習Ⅰ |
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2年次 |
【学士課程基幹教育科目】 現代に生きる女性たち・感性の技法・暮らしとAI・データサイエンス・Communicative English・数学でわかるAIのエッセンス・表現するからだ、考えるからだ・多様性社会を生きるとは・キャリア開発 【専攻科目】 実践演習(人間科学/地域課題)・心理研究法演習(面接・観察)・心理調査基礎実習・文化政策学・家族関係論・行動経済学・ソーシャルデザイン・基礎統計学・データ解析の基礎・社会調査の方法 |
3年次 |
【学士課程基幹教育科目】 AI・データサイエンス(データと社会、データ分析)・美しい地球を創る・地域課題とボランティア活動・キャリア研究・キャリア実習 【専攻科目】 実践演習Ⅱ(人間科学/地域課題)・地域課題調査実習・人間科学キャリア実践演習・脳科学とその応用・知的生産とクリティカル・シンキング・消費者行動論・国際関係論・文化遺産論・サイバーセキュリティ |
4年次 |
【学士課程基幹教育科目】 女性のライフサイクル・ポップカルチャー論・地球と社会の歩き方・和の伝統芸道 【専攻科目】 卒業研究・卒業論文 |
枠にとらわれない幅広い知識を得るとともに
3・4年次では人間科学・地域課題の二つの分野のゼミを履修、
知識・スキル活用の幅を広げる。
1年次 |
【学士課程基幹教育科目】 樟蔭の窓・アカデミック・スキルズ・Basic English・情報処理基礎・情報と社会・数学とは何か・歴史の読み方・キャリア設計 【専攻科目】 知への扉・知の技法・科学的方法の理解・実践演習基礎(Human/Society)・心理学概論・心理学実験・心理学研究法・世界の中の日本・東大阪学・社会とコミュニケーション・プログラミング演習Ⅰ・社会調査概説 |
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2年次 |
【学士課程基幹教育科目】 現代に生きる女性たち・感性の技法・暮らしとAI・データサイエンス・Communicative English・数学でわかるAIのエッセンス・表現するからだ、考えるからだ・多様性社会を生きるとは・キャリア開発 【専攻科目】 実践演習(人間科学/地域課題)・心理研究法演習(面接・観察)・心理調査基礎実習・文化政策学・家族関係論・行動経済学・ソーシャルデザイン・基礎統計学・データ解析の基礎・プログラミング演習Ⅱ・社会調査の方法 |
3年次 |
【学士課程基幹教育科目】 AI・データサイエンス(データと社会、データ分析)・美しい地球を創る・現代社会と生活者の視点・キャリア研究・キャリア実習 【専攻科目】 人間科学実践演習Ⅱ・人間科学キャリア実践演習・脳科学とその応用・知的生産とクリティカル・シンキング・消費者行動論・国際関係論・文化遺産論・量的データ解析実習・サイバーセキュリティ・科学的思考実験 |
4年次 |
【学士課程基幹教育科目】 女性のライフサイクル・ポップカルチャー論・地球と社会の歩き方・和の伝統芸道 【専攻科目】 卒業研究・卒業論文 |
1年次から社会調査関連の科目を修得するなど、
単にスキルを磨くだけでなく、
分析力や活用力を身につける。
1年次 |
【学士課程基幹教育科目】 樟蔭の窓・アカデミック・スキルズ・Basic English・情報処理基礎・情報と社会・数学とは何か・歴史の読み方・現代社会と生活者の視点・キャリア設計 【専攻科目】 知への扉・知の技法・科学的方法の理解・実践演習基礎(Human/Society)・心理学概論・心理学実験・心理学研究法・世界の中の日本・東大阪学・社会とコミュニケーション・プログラミング演習Ⅰ |
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2年次 |
【学士課程基幹教育科目】 現代に生きる女性たち・感性の技法・暮らしとAI・データサイエンス・Communicative English・数学でわかるAIのエッセンス・健康の科学・表現するからだ、考えるからだ・多様性社会を生きるとは・子育てを考える・キャリア開発 【専攻科目】 実践演習(人間科学/地域課題)・心理研究法演習(面接・観察)・文化政策学・家族関係論・基礎統計学・データ解析の基礎・社会調査の方法 |
3年次 |
【学士課程基幹教育科目】 笑いは人をつなぐ・ジェンダーを考える・アジアの言語・文化を知る・AI・データサイエンス(データと社会、データ分析)・美しい地球を創る・ライフステージと栄養・私たちはどう生きるか・宗教と現代・地域課題とボランティア活動・レクリエーションと健康・キャリア研究・キャリア実習 【専攻科目】 地域課題調査実習・地域課題実践演習Ⅱ・消費者行動論・国際関係論・文化遺産論 |
4年次 |
【学士課程基幹教育科目】 女性のライフサイクル・ニュースの英語・ポップカルチャー論・地球と社会の歩き方・和の伝統芸道 【専攻科目】 卒業研究・卒業論文 |
様々な分野の科目を学び、興味・関心を絞り込むことによって
将来のビジョンを明確にし、未来へ繋げる。
多様な専門分野(人文学、社会科学、自然科学)から知識とは何かについての講義をオンデマンド方式で行います。講義では、各領域において、現時点の認識や知識が生まれてきたプロセスをナビゲートします。
「知」は情報であり、生成・精製されなければなりません。本授業では、こうした「知」を生み出すための技法、知を蓄積していくための技法について、様々な学問領域を横断的に捉え、理解することを目的とします。
本学が所在する東大阪は、本学に集う私たちにとって共通の“ホームタウン”とも呼ぶべき地域です。その東大阪を対象として、“地域”について学ぶことの意味やその目的、そして“地域”について考える際に留意すべきことなどについて学びます。
音楽は人類社会における普遍的な文化であり、重要なコミュニケーション手段です。授業では、講義に加え、音楽という協同活動を通じて、音楽による心への影響、とりわけ対人関係等の社会性への影響について学び、それによって自分と他者、さらには人が集まって形成される社会についての理解を深めることを目的とします。
学びの軸となるのがPBL(課題解決型学習)科目。受動的な学習ではなく問題を自ら発見して解決する能力を身につけるための授業方式であり、課題の結果のみではなく、課題を通して問題解決へのアプローチ方法を身につけることを重視しています。リベラルアーツ学科では、1年次から実践演習基礎(Human・Society)として展開、地域における様々なことについて自ら課題を設定、フィールドワークやディス カッションを通じて様々な視点から解決を目指します。
卸売・小売業
製造業
情報通信業
サービス業
観光・ホテル業
飲食業
NGO・NPO関連
公務員(警察官・市役所職員など)
金融・保険業
他
営業
販売
企画・マーケティング
調査・分析
ITエンジニア
他
学芸員、社会教育主事、社会調査士、司書 他
2024.10.29
2024.09.30
2024.03.19
2024.03.04