成長のプロセス
知識や理論を得るだけでなく、課題発見解決のためのプロセスを重視。近年注目されている学びの過程を主な科目とともにご紹介します。
2025年4月新設
学芸学部
リベラルアーツ学科
〝リベラルアーツ〟とは、古代ギリシャ・ローマ時代に起源を発し、「自由7科」(文法、論理学、修辞学、算術、幾何学、天文学、音楽)に由来します。その時代に自由で自立した存在として生きるための技法(学芸)が原点です。本学科では、修得した知識を「何のために」「どのように使うか」を重要視し、知識の使い手としての“知恵”を「リベラルアーツ」と定義します。先行き不透明な時代であり、答えの決まっていない課題に満ちている現代だからこそ、困難にぶつかったとき、物事を多角的な視点でとらえ、試行錯誤し、自分なりの答えを見つける能力を養います。そのため、入学直後から課題解決型学習(PBL)科目を中心に、特定の分野に偏らない幅広い学びを展開し、課題発見し解決する力、未来社会を構想・設計する力を身につけます。
樟蔭の学びの歴史特定の分野に偏らない、人間や社会、自然に関する基礎的知識と分析のための手法を身につけている。
修得した知識や技術を統合し取り組むべき課題を発見することができる。
発見した課題について、その多様な背景に留意しながら複眼的かつ俯瞰的に観るとともに、身につけた手法を用いて探究することができる。
既存の知識、専門にとらわれず学び続け、修得した知識や技術を活かしながら課題解決に向けた努力ができる。
他者と繋がり、合理的判断、論理的思考だけでは解決困難な課題について協働して取り組むことができる。
1年次 |
様々な観点から課題を読み解くことができるように、 幅広い基礎知識を身につける。 |
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知への扉 知の技法 科学的方法の理解 実践演習基礎(Human / Society) etc.※入学直後から実践的に学ぶ |
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2・3年次 |
特定の分野に偏らず、 様々な分野の専門科目を横断的に学ぶ。 |
心理調査基礎実習 知的生産とクリティカル・シンキング 脳科学とその応用 文化遺産論 行動経済学 データ解析の基礎 他 etc. |
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4年次 |
これまで培ってきた“知恵”を活かし、学びの集大成として実社会の課題に取り組み、 「卒業論文」「卒業研究」を仕上げる。 |
卒業論文 卒業研究 |
多様な専門分野(人文学、社会科学、自然科学)から知識とは何かについての講義をオンデマンド方式で行います。講義では、各領域において、現時点の認識や知識が生まれてきたプロセスをナビゲートします。
「知」は情報であり、生成・精製されなければなりません。本授業では、こうした「知」を生み出すための技法、知を蓄積していくための技法について、様々な学問領域を横断的に捉え、理解することを目的とします。
本学が所在する東大阪は、本学に集う私たちにとって共通の“ホームタウン”とも呼ぶべき地域です。その東大阪を対象として、“地域”について学ぶことの意味やその目的、そして“地域”について考える際に留意すべきことなどについて学びます。
音楽は人類社会における普遍的な文化であり、重要なコミュニケーション手段です。授業では、講義に加え、音楽という協同活動を通じて、音楽による心への影響、とりわけ対人関係等の社会性への影響について学び、それによって自分と他者、さらには人が集まって形成される社会についての理解を深めることを目的とします。
学びの軸となるのがPBL(課題解決型学習)科目。受動的な学習ではなく問題を自ら発見して解決する能力を身につけるための授業方式であり、課題の結果のみではなく、課題を通して問題解決へのアプローチ方法を身につけることを重視しています。リベラルアーツ学科では、1年次から実践演習基礎(Human・Society)として展開、地域における様々なことについて自ら課題を設定、フィールドワークやディス カッションを通じて様々な視点から解決を目指します。
卸売・小売業
製造業
情報通信業
サービス業
観光・ホテル業
飲食業
NGO・NPO関連
公務員(警察官・市役所職員など)
金融・保険業
他
営業
販売
企画・マーケティング
調査・分析
ITエンジニア
他
学芸員、社会教育主事、社会調査士、司書 他
2024.09.30
2024.03.19
2024.03.04