2020年度

化粧ファッション学科の川野佐江子准教授のコメントが、読売新聞で掲載されました

2021年02月03日

化粧ファッション学科の川野佐江子准教授のコメントが、読売新聞「肌の色ゆたかに」のコーナーで掲載されました。記事では、1人ひとり違う肌の色や性別・人種などのダイバーシティ(多様性)の尊重について取り上げられています。

近年色白だけが美しいという価値観を見直されつつあり、多様な肌の色からその人に合った化粧品が選ばれるようになりました。欧米では化粧品だけでなく、下着、バンドエイドなど、自分の肌に近いものを選択できる商品も増え、その波は日本でも広まりつつあります。

川野准教授は、長い日本の歴史の中で肌の色に対する価値観の変遷について語ります。
古くから色白こそが身分の高さを表すものであり、江戸時代には庶民の中でおしろいが好んで使用されていました。明治時代以降は、欧米文化の影響により白人への憧れが生まれ、色白が美しいというイメージが残ります。
最近では、日本でもダイバーシティの考え方から、色白だけが美ではないという意識が唱えられるようになりました。これはすなわち、自分自身が国際社会の中にいることや、多様性とは何かを考える機会になる、と述べられました。

 

【新聞】
■読売新聞
 掲載:1月30日(土)15面、1月31日(日)15面
 内容:「肌の色ゆたかに」上・下 (先生のコメントは「上」に掲載されています)