2021年度

本学客員教授の栗木隆先生が、糖質工学の専門家として読売新聞で紹介されました

2022年01月18日

本学客員教授の栗木隆先生(現:グリコ栄養食品株式会社 代表取締役社長)が、読売新聞「潮流深層NEWS」の“極める“というコーナーで、糖質工学(糖を加工して性質を変える)の専門家として紹介されました。

栗木先生は、江崎グリコ(株)に入社以来、研究一筋で、企業理念の「おいしさと健康」の実現を目的に設置された健康科学研究所の所長を約10年間務められました。糖の分解などに使われる酵素について、「4種類の機能を持つ酵素があり、機能が変わることもある」とする論文を過去に発表され、その概念を基に2008年に、虫歯予防につながるガム「ポスカ」を開発されました。若い研究者に向けて「常識にとらわれない、自由な発想の重要性」「自分が正しいと思うことを突き詰めてほしい」とエールを送られています。

<参考>
栗木 隆 客員教授 プロフィール

昭和56年、大阪大学工学部醗酵工学科卒業後、江崎グリコ株式会社入社。生物化学研究所 研究員を経て、平成12年に同研究所 所長、平成19年に江崎グリコ株式会社取締役 研究部門統括、その後、研究本部長を歴任。 平成20年に江崎グリコ株式会社 取締役 常務執行役員、現在、グリコ栄養食品株式会社 代表取締役社長と多方面に活躍している。平成2年に大阪大学にて博士号(工学)を取得後、カナダ・アルバータ研究所および米国・ミシガン州立大学で博士研究員として海外経験を積む。また、神戸大学非常勤講師(平成13年4月~平成18年3月)、大阪市立大学非常勤講師(平成14年4月~平成18年3月)、北陸先端科学技術大学院大学インダストリアルアドバイザー(平成15年4月~平成21年4月)、大阪大学非常勤講師(平成18年10月~平成22年3月)等で後進の育成に努めた。

【新聞】
■読売新聞 朝刊
掲載:12月22日(水)7面(関西経済 NEWS潮流深層)