【ユリノキ再生プロジェクト】樟蔭高校生が体験したユリノキの接ぎ木が成功しました！
2015年01月09日
樟蔭学園とともに約１００年間の歴史を歩んできたユリノキ。
樟蔭学園では、このユリノキを大切に守るため「ユリノキ再生プロジェクト」をスタートさせ、ユリノキの保存に取り組んでいます。
今年の２月１９日、独立行政法人森林総合研究所林木育種センター関西育種場の専門家の方々にご指導いただきながら、高校３年生の生徒さんが「接ぎ木」という手法でユリノキ再生にチャレンジしました。
その後、接ぎ木した１１本のユリノキは、「林木育種センター関西育種場」で大切に管理していただいており、この度１１本のうち１本のユリノキに大きな花が咲き接ぎ木に成功したことのご連絡をいただきました。
林木育種センター関西育種場に持ち帰られた１１本の接ぎ木はガラス温室内で管理され、約１ヶ月で殆どの穂木の芽が少しずつ伸び始めたそうです。センターの方々が、大きな鉢への植え替えや、温度と湿度を保つために被せていたビニール袋を破るなどの作業を行なっていただいたお蔭で、大きな花が咲き接ぎ木に成功しました。
この立派な葉と花のユリノキは、今も順調に成長しており、今後ある程度成長した後には、学園へ戻していただける予定となっています。
生徒さんが接ぎ木したユリノキが無事に成長し、学園に戻ってくる日を楽しみに待っています！
「林木育種センター関西育種場」の皆さま、ユリノキを丁寧に育てていただきありがとうございます。
他にも生存しているユリノキがあるので、これらも接ぎ木に成功して花を咲かしてくれることを願っています。