香芝市連携事業『グリム絵本館活動』

絵本を通した子育てサポートプロジェクト〜グリム子育てサポートプロジェクト〜

Grimm Child-Care Support with Picture Book Project

グリムプロジェクト

プロジェクトの趣旨・目的

最近、母親の育児不安が深刻な問題となっています。これは、核家族化の進行、地域コミュニティーの希薄化、父親の長時間労働などにより、母親が家庭や地域の人々に相談ができないなど、子育てに関して、孤立してしまっていることが原因のひとつであると考えられます。そこで、本プロジェクトでは、絵本を通して、「子育て支援力」「地域のコミュニティー支援力」「子どもの発達の支援力」の「3Cの支援力(Child-care, Community & Children’s development)」を育てることをねらいとしています。

その結果として、地域による子育てを支援する力、地域コミュニティーの支援力が促進され、地域が一体となり子どもの発達を支え、夫婦間や住民同士のコミュニケーションを活性化させることができると考えています。このプロジェクトによって、地域の子育て支援力が高まり、安心して子どもを産み育てることのできるまち、子どもが健やかに成長できるまちの実現に寄与できることを願っています。

絵本を通した子育て支援プロジェクト

子どもの読書活動は、子どもが、言葉を学び、感性を磨き、表現力を高め、創造力を豊かなものとし、人生をより深く生きる力を身につけていく上で欠かすことのできないものです。子どもの健全な成長には、読書は非常に重要な役割を果たしますが、近年、子どもの読書離れ・活字離れが急速に進んでいると言われています。

そこで、読書の出発点である絵本に、子どもが親しむための環境づくりが重要となってきます。絵本には、子どもの発達に欠かせない色々な要素が含まれています。例えば、心を豊かにする、言葉を知る、イメージを膨らませる、心情を豊かにする、人の気持ちを知る、優しさを知る、集中力がつく、いろんな世界を知る、人としての生き方や考え方を学ぶ等々です。

絵本を通したプロジェクトによって、子どもたちは、絵本に触る、絵本を見る、絵本を楽しむ、絵本を選ぶ、自ら絵本を読む、絵本を読んでもらう、絵本を人に読む、絵本を聞きながら眠る、絵本をつくること、一緒に絵本を読むことなど、様々な活動に出会い、膝や腕の暖かさや肉声を感じ、より人とのふれあいや温もりを知ることになります。

このような絵本の経験が、読書の楽しみへと発展していくことで、子どもの豊かな成長へとつながっていくことができればと思っています。

グリム絵本館活動報告

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