本取組の全体的な概念図を示します
本学は建学の精神に則り『現代社会の進歩に対応し得る高い知性と豊かな情操とを兼ね備えた』女性の育成に力を注いできましたが、社会の変化のスピードは加速度的であり、その急速な変革に対応しうる女性の養成が急務となっています。
本学では変化を続ける社会への女性の進出に対応した総合的キャリア教育を体系化して行くに当たり、アメリカの女子大学であるAlverno Collegeにおいて研究開発されたジェネリック・スキル(コア・スキル)と呼ばれるスキルの習得を基盤に据えます。
ジェネリック・スキルとは、創造性、自立性、計画性、コミュニケーション力、批判的思考力、情報活用力等、特定の文脈を越えて、様々な状況のもとで適用できる高次のスキルを指します。
学生の「雇用可能性」を高めるとされるこのスキルの開発は、現在欧米の大学関係者の間でも大きな関心を呼んでいます。
本学ではジェネリック・スキル教育を総合的キャリア支援のベースとして位置付けます。そのうえでジェネリック・スキルを以下の4つのスキル=力と再定義し、その習得を目指します。
すなわち『気づく』『考えぬく』『聴き・伝える』『やり遂げる』の4つの力です。
これは、「課題に自ら気づき、これを解決する為の力」を構成するコンポーネントであり、社会の変化に対応しうる力となります。
さらに、これら4つのジェネリック・スキルを支える基礎のスキル(ベーシック・スキル)として、『マナー』『情操』『基礎学力(リテラシー)』の3つを位置付けます。
本学では4つのプログラムを体系化し、学生のジェネリック・スキルを高め、『課題に自ら気づき、その解決に向けて考え行動できる』人材を育成します。 |