2021年度

児童教育学部の濵谷佳奈准教授が「日本ドイツ学会奨励賞」を受賞され、日本ドイツ学会のHPに掲載されました

2021年07月09日

児童教育学部の濵谷佳奈准教授の著書『現代ドイツの倫理・道徳教育にみる多様性と連携—中等教育の宗教科と倫理・哲学科との関係史—』が、「日本ドイツ学会奨励賞」を受賞されました。

ドイツ語圏に関する学際的学術研究の発展に寄与するところの大きい将来性に富む優れた研究であると認められての受賞です。

書名:『現代ドイツの倫理・道徳教育にみる多様性と連携—中等教育の宗教科と倫理・哲学科との関係史—』濵谷佳奈著 風間書房 2020年

概要:本書は、現代ドイツの中等教育段階における倫理・道徳教育にみられる「多様性」と「連携」という構造を明らかにすることを目的に掲げ、「宗教科」と「倫理・哲学科」との関係に注目し、そのあり方が1960年代のヴァチカン公会議以降どのように変化しているのかを考察している。とりわけ、公立学校でありながら倫理・道徳教育が単純に「世俗化」されず、個々の宗派・宗教・世界観の尊重を貫いて特異なあり方が形成されてきた歩みを、多層的な分析を試みながら探っている。

下記の日本ドイツ学会HPに、選考理由や授賞理由、濵谷准教授の受賞あいさつが掲載されています。

【WEB】
日本ドイツ学会
http://www.jgd.sakura.ne.jp/